JFN「山下達郎サンデー・ソングブック」MOONGLOW & GO AHEAD!特集

【2023/07/09 On Air List】


01 Funky Flushin'/Juice=Juice

2023年

(Writer:吉田美奈子,山下達郎)

(Arranger:Aksel Odenbalk)



~CM~


02 Funky Flushin'/山下達郎

1979年

(Writer:吉田美奈子,山下達郎)

(Producer:小杉理宇造,山下達郎)

A-Side"永遠のFull Moon"

AL."MOONGLOW"


03 Rainy Walk/山下達郎

1979年

(Writer:山下達郎)

(Producer:小杉理宇造,山下達郎)

AL."MOONGLOW"


04 愛を描いて~Let's Kiss The Sun"/山下達郎

1979年

(writer:吉田美奈子,山下達郎)

(Producer:小杉理宇造,山下達郎)

B-Side"潮騒(The whispeling Sea)

AL."MOONGLOW"


05 Touch Me Light/山下達郎

1979年

(Writer:吉田美奈子,山下達郎)

(Producer:小杉理宇造,山下達郎)

AL."MOONGLOW"



~CM~


山下達郎本人からのお知らせ


「この度、私のオフィススマイルカンパニーと業務提携をしていた松尾潔氏が契約終了となり、そのことについて私の名を上げたことでネットや週刊誌等で色々と書かれております。私はTwitter、Facebook、インスタといったものを一切やっておりませんので、ネットで発信することができません。そのため私の唯一の発信基地である、このサンデーソングブックにて、私のお話を皆さんにお聞きをいただこうと思います。少々長くなりますがお付き合い下さい。まずもって私の事務所と松尾氏とは、彼から顧問料をいただく形での業務提携でありましたので、雇用関係にあったわけではない。また彼が所属アーティストだったわけでもなく、したがって解雇にはあたりません。弁護士同士の合意文書も存在しております。松尾氏との契約終了についてはですね、事務所の社長の判断に委ねる形で行われました。松尾氏と私は直接何も話をしておりませんし、私が社長に対して契約を終了するように促したわけではありません。そもそも彼とは長い間会っていません。年にメールが数通という関係です。今回、松尾氏がジャニー喜多川氏の性加害問題に対して憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であった事は認めますけれど、理由はけしてそれだけではありません。他にもいろいろあるんですけれど、今日この場ではそのことについては触れることを差し控えたいと思います。ネットや週刊誌の最大の関心事はですね、私がジャニーズ事務所への忖度があって、今回の一件もそれに基づいて関与してるのでは、と言う根拠のない憶測です。今の世の中はなまじ黙っていると言ったもん勝ちで、どんどんどんどん嘘の情報が拡散しますので、こちらからも思うところを正直に率直にお話ししておく必要性を感じたしだいであります。今話題となっている性加害問題については、今回の一連の報道が始まるまでは、漠然とした噂でしかなくて、私自身は1999年の裁判のことすら聞かされておりませんでした。当時私のビジネスパートナーはジャニーズの業務を兼務していましたけれど、マネージャでもある彼が、いちタレントである私に、そのような内情を伝える事はありませんでした。性加害が本当にあったとすれば、それはもちろん許し難いことであり、被害者の方々の苦しみを思えば、第三者委員会等での事実関係の調査は必須であると考えます。しかし私自身がそれについて知っていることが何もない以上、コメントを出しようがありません。自分はあくまでいち作曲家、楽曲の提供者であります。ジャニーズ事務所他にもダンス、演劇、映画、テレビなど業務も人材も多岐にわたっておりまして、音楽業界の片隅にいる私にジャニーズ事務所の内部事情など全くあずかり知らぬことですし、まして性加害の事実について、私が知る術は全くありません。私が中学生だった1960年代に初代ジャニーズの楽曲と出会って、ジャニー喜多川さんという存在を知りました。何年か後に初代ジャニーズの海外レコーディング作品を聴いて、私はとても感動してこのサンデーソングブックでも特集したことがあります。1970年代の末に私の音楽を偶然に聞いたジャニーさんに褒めていただいて、そのご縁で数年後に私のビジネスパートナーが近藤真彦さんのディレクターとなったことから、「ハイティーン・ブギ」という作品が生まれました。その後もジャニーズに楽曲を提供する中で、多くの優れた才能と出会い、私自身も作品の幅を大きく広げることができ、成長させていただきました。たくさんのジャニーズのライブに接することができたおかげで、KinKi Kidsとの出会いがあって、そこから「硝子の少年」という作品を書くことができて、昨年の「AMAZING LOVE」まで、彼らとの絆はずっと続いております。芸能というのは、人間が作るものである以上、人間同士のコミュニケーションが必須です。どんな業界会社、組織でもそれは変わらないでしょう。人間同士の密な関係が構築できなければ、良い作品など生まれません。そうした数々の才能あるタレントさんを輩出した、ジャニーさんの功績に対する尊敬の念は今も変わっていません。私の人生にとって1番大切な事はご縁とご恩です。ジャニーさんの育てた数多くのタレントさん達が戦後の日本で、どれだけの人の心を温め、幸せにし、夢を与えてきたか。私にとっては素晴らしいタレントさん達や、ミュージシャンたちとのご縁をいただいて、時代を超えて長く歌えついでもらえる作品を作れたこと、そのような機会を与えていただいたことに、心から恩義を感じています。私がいち個人、いちミュージシャンとしてジャニーさんへのご恩を忘れないことや、それからジャニーさんのプロデューサーとしての才能認めることと、社会的倫理的な意味での性加害を容認することとは全くの別問題だと考えております。作品に罪はありませんし、タレントさん達も同様です。繰り返しますが、私は性加害を擁護しているのではありません。アイドル達の芸事に対するひたむきな努力を間近で見てきたものとして、彼らに敬意を持って接したいというだけなのです。ですから正直残念なのは、例えば素晴らしいグループだったSMAPの皆さんが解散することになったり、最近ではキンプリが分裂してしまったり、あんなに才能を感じるユニットがどうしてと疑問に思います。私には何も解りませんけれど、とっても残念です。願わくばみんなが仲良く連帯して素晴らしい活動を続けていってほしいと思うのは私だけでは無いはずです。キンキ、嵐他のグループみんな末長く活動していってほしいと思うばかりです。先日、男闘呼組の再結成という嬉しいニュースがありましたが、同じようにいつか近い将来、SMAPや嵐、キンプリの再集合も実現するような日が来ることも、竹内まりや共々に願っております。性加害に対する様々な告発や報道が飛び交う今でも、そして彼らの音楽活動に対する私のこうした気持ちに変わりはありません。私の48年のミュージシャン生活の中で、たくさんの方々から頂いたご恩にむくうることができるように、私はあくまでミュージシャンという立場からタレントさん達を応援していこうと思っております。彼らの才能を引き出し、良い楽曲を共に作ることこそが、私の本分だと思ってやってまいりました。このような私の姿勢をですね、忖度あるいは長いものに巻かれていると、そのように解釈されるのであればそれでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう。以上が今回のことに対する私からのご報告です。長々失礼しました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」



06 潮騒(The Whispering Sea)/山下達郎

1978年

(Writer:吉田美奈子,山下達郎)

(Producer:山下達郎)

AL."GO AHEAD!"


07 Paper Doll/山下達郎

1978年

(Writer&Producer:山下達郎)

AL."GO AHEAD!"



08 Sync Of Summer/山下達郎

2023年7月26日発売

(Writer&Producer/山下達郎)