こんばんは親びんです
気持ちいい陽気ですね
水曜日は、定休日、がしかし
本日は、キックスタートの修理
このキックスタート
耐久性がなく、買ったらあかんシリーズですが、もう装着済みの方ようの、対策をしてみましょう
まず、何があかん!かって言いますと
この真鍮製のブッシュが弱すぎる
2ピースにして間にオイルシールのOリングが入りますが、足で踏み込むキックの力にやられてしまいます
新品時のシャフトとプッシュの交差も大きいので、拍車をかけてがだがたにすぐなり、オイル漏れです
わたくしはこのブッシュをワンピースタイプで作り治し、対策いたします
いつもの旋盤に真鍮の無垢材からの削り出し
加工中ですので、熱を帯びてますから、これぐらいで外径加工はおわります
キックシャフトの直径を測定して、20ミリまで、キリで開けます
ボアゲージをセットして
設定値より、0.05小さく仕上げます
何故0.05小さく穴を仕上げるか?っと言いますと、
キックカバーに圧入すると内径は小さくなりますし
最終仕上げはリーマーで仕上げますので、仕上げシロに0.05残します
中グリバイト、自動送りでしあげ
目標値まで来ました
穴が小さいので、当たり前ですが、シャフトはこの時点では入りません
こちらが親びん特製、ワンピースタイプ
綺麗な仕上がりです😍
圧入
圧入交差もいい感じで、硬くもなく緩くもない
いい仕事しましたね
こちらがリーマー
アジャスタブルタイプを今回は使います
慎重にリーマー作業します
ジュパっと入る様になる
気持ちいい仕事できましたね
後は、シャフト側にオイルシール加工して
完了です
どれだけ持つか?は、まだまだ未知数ですが、これ以上の対策となると、費用も嵩みますので
コストパフォーマンス的には最高だと思います
現状を良く観察して、より良く考え改良していくのも、僕達、メカニックの仕事だと思います