ブログで~す。
昨夜は、月例の勉強会「あいちグーテンベルグの会」がありまして、
今回は「湿し水」のお話しをさせて頂きました。
湿し水と言えば「汚れ」と言う言葉が、即座に出て来るような具合ですが、
「なぜ汚れるか?」と言う、超シンプルな問題を、チョットだけ深く考えて
みたんですよ。まずは、出席者全員で考えた汚れの原因から・・・
1.水が少ない。(当たり前ですが、水が少なきゃ汚れますわね)
2.インキが多過ぎ。(これも、汚れが出る大きな原因ですね)
3.ローラーニップの調整不良。(これも、アカンですね)
4.温度の調整不良。(水温、ローラー温度などですね)
5.インキが軟らか過ぎる。(軟らかいインキは汚れやすいです)
6.ローラーグレイズ。(インキや水の転移不良で汚れが出ますね)
7.版面に風が当たっている。(これは、アカンです)
8.エッチ液の量が適正でない。(多過ぎても少な過ぎてもアカン)
9.ローラーの劣化。(硬く成るとアカンですね)
・・・ん~、確か10項目、出たはずなんですが、あと一つが思い出せません。
まぁとりあえず、ざっと考えると、汚れが発生する原因が、これくらい有る
ってワケなんですが、こうした原因で汚れが発生してしまった場合、我々は、
汚れを無くすための対策をしなくては成らないワケですよね。
と、そこで問題に成るのが、どのような対策を取るかって話なんですよ。
「そんなもん、汚れが出たら、水を上げればいいんだッ!」なんて言葉が
聞こえて来そうですが、そう簡単にはいかんですわね。
例えば、汚れの原因が「ローラーニップの調整不良」だったとしましょう。
これを解消するためには、ローラーニップの再調整をするのが正解ですよね。
なのに、水を多くすると言う対策を取ってしまうと、こりゃ、乳化と言う、
新たなトラブルを招く事と成ってしまうんですわ。
上にあげた、1~9までの汚れの原因は、それぞれに対処の方法が異なります。
と言うことはですねぇ「あッ!汚れたッ!」と確認したら、まず、何が原因か?
って言うのを突き止める事が、とても大切なんですよ。
・・・こんな事を、あいちグーテンベルグの会では、勉強しています。