オリンピック種目 ボウリング | 1級技能士・成田の印刷技術

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東京オリンピックの、正式種目として、ボウリングが候補に挙がってますね。
毎週、欠かさず投げてる、サンデーボウラー(私)としては、ボウリングが
オリンピックの正式種目に成れば、そりゃ嬉しいかぎりではありますが・・・。

ボウリングなんて「スポーツ」じゃない。あれは「レジャー」だ。と言う
意見の方も多く、その点は、いろいろと意見が分かれるところなんですが、
我々のように、3万円もするマイシューズを履いて、定価5万円のマイボールを
投げている人間に言わせれば、こりゃもう、レジャーの域ではなく・・・。

まぁ、お金を掛けたレジャーも多々有りますので、どれだけ、お金を掛けたかで、
レジャーとスポーツの垣根を作る事は出来ませんわね。(失礼しました~)

ボウリングに、レジャーとスポーツの垣根を付けるとしたら「ルールとマナー」
ってところなのだと思います。ルール上の問題で、我々スポーツボウラーが、
一番気に成る点は「ファールライン」なんですわ。

ボウリングのレーンって、オイルがシッカリ塗ってあるんですよ。そのオイルも、
レーンの一番奥(ピンが立ってる所)まで塗ってあるんじゃなくて、レーンの
約3分の2程度まで塗ってあって、その先の奥までは、オイルのないドライな
状態に成っています。

プロボウラーが投げてるところを見てると、ボールが真っ直ぐに進んで、その後、
急に向きを変えるような感じで、曲がって行きますよね。あの曲がるポイントが、
オイルの無い所に入ったって証拠なんですわ。

曲がる回転でボールを投げて、オイルの上ではスリップして、真っ直ぐに進んで、
オイルの無い所で、曲がる回転が効果を発揮して、ボールが曲がるってワケです。

また、このオイルがねぇ、オイルを敷く長さだとか、厚みだとか、パターンだとか、
いろいろ変化が有るんですよ。このチョットした変化で、曲がり方がメチャクチャ
変わってしまうんですね。なので、曲がるボールを投げる人にとっては、この
オイルの状態を読み切る事が、とても重要で、本当にオイルとの闘いなんですわ。

レーンが始まる所に、ファールラインってのが有って、正式なルールでは、この
ファールラインを踏み越えてしまったら、その投球の点数は零点に成ります。
ですから、我々は、絶対にファールラインを越えるような事はしません。

ファールラインの向こうは、オイルでベタベタなわけですから、その中に踏み込んで
しまったら、シューズの裏は、オイルまみれに成りますよね。そのオイルまみれの
シューズで、アプローチ(投げるために歩く所)を歩かれたら、アプローチが
オイルでメチャクチャに成ってしまって、我々は、まともに投げられなく成って
しまいますので、そうした場合は、ボウリング場の人に頼んで、アプローチの手入れ
(溶剤などで、キレイにオイルを拭き取ってもらう)なんて事をしてもらいます。

私らは、この「絶対にファールラインを越えない」ってのが、最低限のルールだと
思っているのですが、越えて投げてる人を見ても、ボウリング場の人は何も注意を
しませんよね。ボウリング場としては、レジャーの人達も集めなければ、経営が
成り立たないので、仕方がないのでしょうね。

あと、隣のレーン同士で、同時に投げない。ってのも、非常に大切なマナーです。
あの重いボールを、スイングした途中で落としてしまって、隣の人に当たったら、
こりゃ大怪我ですし、大きなフォームで投げる人と同時に投げたら、体が接触して
しまう場合もありますもんね。

私達は、このマナーも絶対に守ります。ただ、隣で投げてる人に「おい、同時に
投げんじゃね~よ」などと、注意する事も、あまりしません。私達にとっては、
スポーツですが、隣の人達にとっては、楽しいレジャーなのですから、私達が
気を付けて、同時に投げないタイミングまで、待てば良いだけの事ですから。

でもね、正直に言うと、ボウリング場には、イッパイ文句を言いたいんですよ。
少なくとも、あの滑り台のような、子供用の投球器(?)は、やめてくれ~ッ!
あれを隣のレーンで使われると、オレ達ゃ、延々と待ってなきゃアカンのやぞ~ッ!

ボウリングがオリンピックの正式種目に成ろうって話も出てるくらいなんやから、
スポーツとしてやってるオレ達にも、気持ち良く投げさせてもらえる場にしてよ~。