神武東征の解釈中に骨董市が入るのも龍海の良いところ(笑)、歴史も骨董もあるがまま、流れを楽しむのが良いところです。
前回は空振りでしたが、今回は謎いものばかり買った様で、謎が解けません。_| ̄|○
一つ目はコレ、
40✕30cmほどある張り子の面で、邪魔だからと押し付けられたような面ですが、骨董市で見たイメージは「鬼」かと思っていたんてすけど、よく見ると鬼じゃなく、ベロを出すオジサンの面で、しかも2枚あるんです。
調べたらスグに分かるだろうとタカをくくっていましたが、何をモチーフにしたものか、未だに分かりません。
でも、「石見神楽」の面じゃないかな? という当たりはつけたので、もうちょっと調べてみたいと思います。
次はコレ、
ボロッボロの掛け軸の中身ですが、三面3臂の大黒天の版画で熊野新宮、神倉、月(日?)本第一の文字があり、調べても神倉神社と三面大黒天のつながりが分からなかったので問い合わせると、「日本第一」だけ分かりました。
三面大黒天はインドでよく信仰されているのですが、普通は顔が3つの大黒天です。
でも、この三面大黒天は三人が中央を向いていて、手も3本という訳の分からない構図です。
調べていると、
WEBムーより
立体的に彫られた大黒天を見つけました、WEBムーでは足柄の最乗寺にルーツがあるとした様です、最乗寺の説明では「三面大黒天(箱根明神・矢倉明神・飯沢明神の三明神が一体に刻まれている)を奉安している」とあるそうです。
でも、それでは熊野神社との関係は無くて、解釈が成り立たないのです、熊野神社は熊野三神は、「家都美御子神、熊野速玉男神、熊野牟須美神」ですが、この三人を大黒天にしたものが今回の三面大黒天としないと成立しないと思います。
という訳で、まだ謎が解けてないのです。
もう一つ、坂本龍馬の肉筆画のメクリ(掛け軸の装丁が壊れたもの)を買ったのですが、描いた「蘭英」という人物が全く分からない点です。
昭和の頃の人のハズなので(坂本龍馬は昭和になるまで全くの無名だった人物)ですが、公文菊遷は出てきても、蘭英は出て来ないんですよ~。
ここまで分からないと、挑戦状を叩きつけられた感じですよね!(コレを受けると馬鹿を見るってヤツです。(笑))
三面大黒はもうチョット調べたいとは思いますが、謎ジャンキーじゃないんですから、謎ばかりを解かせるんじゃないよってツッコんでおこうと思います。
龍海