金毘羅龍王社の神殿様式の祠はインパクトが強すぎて、まだ余韻を残していますが、今回見て回った所を報告したいと思います。


 次に向かったのが、大歩危の北にある龍王山で、「大歩龍王」の痕跡が無いか期待していきました。


 事前の確認では神社が無かったのですが、現地に行くと、例のごとく「龍王神社」が表れて、「ヨッシャ!」と叫びながら、向かいます。


 この道は雲辺寺へ向かう道なのですが、龍王神社は表示されても、道が見当たりません!

 途中にあった大師堂から登るのかと思い、車から降りてみますが、登れそうにありません。

 しかし「拾う神あり♥」、山道を散歩している地元の人に出会い、龍王神社の事を聞くと知っていて、農道の方から行くのだと教えて貰いました。

 それは龍王山の山頂へと向かう農道ですが、結構キレイで、結局、北から尾根伝いに南へ行く道がありました。

 軽トラなら行けると聞いたので、無難に農道脇に停めて行くとありました!

 農道に面した所にある看板

 木造の鳥居で雰囲気はありますね。

 石で囲まれた、小さな社があるだけでした。

 中を覗いても手掛かりはなく、龍王の名前までは分かりませんでした。

 しかし地図を見ていると、山の北の所にも「竜王神社」が出てきます、この現地に行かないと表示されにくい仕様は困ったものです。
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 竜王神社はたぶん「竜王山」が別にあり、その竜王を祀ったものだと思います。(大歩龍王の息子でしょうね〜)

 直線距離では近いのですが、実際には高低差がかなりあり、道も細くクネクネした道を行きそうで、次の龍王山の予定があったので、今回はパスしました。(時間も夕方だったのでね。)

 次はコチラ、

 よく見ると、竜王山が二つあり、現地に行くと、讃岐竜王山阿波竜王山となっていました。

 途中にあった案内板で、登山道が見えていました。

 登山道が見えていますが、コロナ明けの私は、登山なんかシンドいので、そのまま車で向かいます。

 道路横に「龍王神社」の看板がありました、その道を入って行くとあった「水婆女神社」。

 文字が消えてますが、肉眼では何とか読めて「水婆女神社(通称西龍王神社)に古くから山岳信仰の山でもあり・・・」とあります。

 読み方はありませんが、「ミズハノメ」(婆の当て字が笑えます!)の事で間違い無いと思います、竜王の一人がミズハノメだなんて何処にも書いていないので、この様なフィールドワークも役に立ちます。♥(善女龍王豊玉姫、そしてここのミズハノメ、女性の龍王もいる事は確実ですね。)

 金毘羅龍王社の祭神は「罔象女神(みずはのめのかみ)・天水分神(あまのみくまりのかみ)・國水分神(くにのみくまりのかみ)」となっています。

 位置関係は、

 ↑となっていて、竜王山は3つあり、祭神の三人と一応、一致しています。

 金毘羅はこの三人の身内なのは間違い無いのでしょう。

 今回はここで終わりですが、皆さんも近所に龍王山があれば、何が手掛かりになるか分かりませんので、行って見ると「新発見」に繋がるかもしれませんよ!

 龍海