5月の31日に倉敷市の芸文館で行なわれた倉敷懐かしマーケットに行ってきました。


 この骨董市はレトロものが多い骨董市なのですが、ポロポロと骨董もアンティークもある、意外なものに出会える骨董市でもあります。


 今回も超意外なものを買いました、


 コレを見て分かる人は天才(勿論、知らない事を前提ですよ。)です!

 私も現物を見たことないので、勘で買うしかないものですが、勘で買うにはウッというものです。(骨董って分かって買うものと、分からないで買うものがあり、今回は後者で、安くは無かった…………)

 私は買う時はいわゆる「」だと思って買ったのですが、持ち帰って調べると像では無いと判断しました。

 じつはコレ、吊り下げ印章と呼ばれる「ハンコ」だと思います、大理石を彫って出来ていて、耳の所には穴が空いていました。(メソポタミアのモノだと推測しています。)

 裏面には羽があって、主人の方は天使の羽のモデルになったものと言ってましたか、その通りかもしれませんね。

 頭より下が印章になっているようですので、結構立派なものの様です。(羽があるので、空神に属する人の物だと思います、ご先祖に当たる人かもですね。(笑))

 なので、私の結論は「本物」となりました。
 ホクホク。(⁠☆⁠▽⁠☆⁠)

 次はコレ、

薄い作りの深小鉢(向付)です、粟田焼の名工、岩倉山吉兵衛ですね、幕末頃ですかね。

 次はコレ、

 蕎麦釉にイッチン盛りで「まいこ」とあります、明治〜戦前頃でしょうか? 兵庫県の焼き物です。

 他にも地元の焼き物などがあり、大変ホクホクとした一日でした。

 最近は骨董趣味歴史研究とがオーバーラップしてきていて、面白みに厚みが増してきています。

 学芸員の人が骨董に手を出す人がいるのも気持ちが分かる気がします、しかし、骨董って知識で買うと失敗する世界なんですよね〜。(勿論、逆も有り、知識があるから超一級の物を安く買えたりもします。)

 だから知識の無い、センス(感覚)の良い人が良い物を買う事が多い世界なんです。(でもそれが良い物という知識が無いという矛盾を抱える事になるんですよね〜)

 しかし長く見ていると骨董の世界にこれる人は選ばれている様に見えます、誰でもがこの世界に来れる訳では無さそうです。(別に規制も制限も無い世界なのに、です。)

 骨董市って大昔の「」と同じ様な感じ何じゃないかなと思う様になってきています。(売りたい人が物を売り、買いたい人が買い、そこにコミュニケーションが生まれルールや制度が生まれるみたいな……。)

 龍海