↑ 研究成果の公表中です。


 今日は休憩日でノンビリしつつ、夕方になったので買い物に行かなきゃ〜と話をしつつ、引き籠もりで体力が落ちている事を痛感しているので、散歩したいな〜と、近くの龍王神社でも行くか〜って家族と話をしていると、嫁さんが「龍王塚」があると教えてきたのです!


 時間は夕方なので、早くしないと真っ暗になります!

 速攻で着替えて竜王塚へと向かいます。
(⁠ノ⁠◕⁠ヮ⁠◕⁠)⁠ノ⁠*⁠.⁠✧

 

 神社の裏手にスペースがあったので、そこへ車を停めて正面へと回ります。
 小山の上にあるのですが、この遠景写真を見ると、古墳だと分かりやすいですね。♥
 地図には「竜王塚・竜王宮」でしたが懸額の文字は「龍王宮」、たぶん「竜王」の方が正解で子供の方なんだろうと想像します、理由は近くに「権現宮」もあったからです。

↑ 権現宮の参道
↑ 「権現宮

 私は竜王の子が権現になっていると仮説を立てていますので、その理由からも竜王だと思います、では何故「龍王宮」なのかといえば、八大龍王竜王だからだと思います。(名称の変遷として龍王→竜王→○○大権現と変わった事が地名と神社の関係から強く推測されています。)

 つまり名跡(みょうせき)の八大龍王を名乗っていたので他の人から見れば「龍王」に間違いないからだと思います。(でも個人の表現上は竜王)

 注目すべきは出土品に「直刀一鉄斧鉄器類及び馬具」とあり、龍王が鉄を招来していた証拠になると言えるかもと期待して読みます。

 また馬具もあるなら、シャカ族(サカ族、騎馬民族)の可能性も高い事を伝えています。
 拝殿がわりの建屋にあった説明書には「5世紀後半の方墳または円墳で」とありますが、これは古墳時代のものだとする思い込みによるものでしょうか?(後で詳しく調べると、石室から出てきたものらしいので、被葬者のものだと思われます、しかし龍王のものとするには時代が若そうな印象です。)

 近くにある箭田大塚古墳よりは古いものですが、やはり龍王の頃は古墳を築いていない可能性が高いと思われます。(インドの鳥葬ならぬ、風葬であったかもしれません。)

 だから竜王宮の地名に、後世古墳を築いた者がいて名前が「竜王塚古墳」となったもので、古代には竜王の宮があったことを伝つつ、古墳の名称を定めたものだと思います。(岡山県には他に二箇所ほど龍王塚古墳がありますが、両方とも龍王の塚では無さそうでした、しかし近くに龍王山がある為に地元から「龍王塚」と呼ばれていた事に原因があるようです。)

 しかしこの地が龍王に関係しているのは間違いなく、実はこの竜王塚の北に「神神社(みわじんじゃ)」という神社があり、最近、この神神社八大龍王と関係している事を知りました。

 この神神社がある山には「朝間薬師(あさまやくし)」と呼ばれる「磐座信仰薬師信仰」が融合していて中世から有名であった「備中三薬師」と呼ばれる中世の信仰の地でもあります。

↑ 朝間薬師の磐座

 因みに「日間薬師(ひるまやくし)」の地には、うちのご先祖の小野小町小野吉子)が「倉子城(くらしき)」という城郭を構えていた事が伝わっており、日間薬師の籠もり堂に籠もって7日後に亡くなった事が薬師如来の贈答歌として残っています。(この日間薬師との贈答歌の伝承が日本中に伝播していて、病気が治ったと間違って伝わっています。)

 私も最近気付いた事は、小野小町小野吉子)も私も、古代のご先祖の地へと導かれていたのだろうと思います。

 仏教を信仰していた事も、ご先祖がシャカ族てあり、月王家の系譜であるなら仏教へと傾倒していても不思議ではありませんし、平安時代初期の頃なら、まだ覚えていて知っていた可能性はあると思います。(小野一族が覚えていたのではなく、修験道の人達に口伝として伝わっていたと思います。)

 空海と仲の良かった小野岑守小野篁空海から聞いて知っていて、小野吉子へと伝えた可能性はあると思います。

 何故なら空海讃岐の生まれで、金毘羅神社に近く、修験道を実践していたと伝えていますので、修験道の仲間から仏教龍王の事を聞いていた可能性があるからです。

 だから神道初期仏教であり、大乗仏教とは習合できる事を唱え、「神仏習合」となったのだと今は考えています。(ビバッ空海! 神道仏教の喧嘩を救ったのが、救世主の空海という見方が出来るのです。二項対立となる所を二項融合となった実例なんですよ〜!♥)

 という訳で、小野小町備中へと土着した理由が月王家シャカ族の土着した地を守る意識からという理由も今なら言えるのですよね。

 私もその理由の方がシックリきます、何故なら小野小町巫女神達と交流出来る能力を有していたからだと思います。

 忘れられつつある龍王達から「来てくれ」と言われたら、平安時代巫女なら行くしかないでしょう!

 千二百年後小野小町の子孫の私が、それを解き明かすのも偶然とは言えないでしょうね〜。(笑)

 龍海