↑ 研究成果を公表中です。


 龍泉寺龍王山を訪れた後に、今度は岡山県倉敷市児島にある「龍王山」を訪れてみたした。パチパチパチ(拍手)


 場所はコチラ、
 朝日山聖観音の駐車場へ停めて、テクテクと山を登ります。

 上がっていくと、朝日山聖観音堂があり、その前で撮影した景色です。

↑ 朝日山聖観音堂
↑ 倉敷市児島の街が一望できました。

 この龍王山の遊歩道には三十三観音が配置されていて、三十三観音を巡る事も出来るようになっています。

 そして現場へ行って実見した事で、重要な発見がコレ!

 「善女龍王」という名を刻んだ石碑がありました、龍泉寺では「優鉢羅龍王」という名が分かっていても、この様な石碑はありませんでした。

 この石碑は地元に口伝で伝えられていたものが、江戸時代頃に忘れない様に石碑として残されたものだろうと思いますので、この龍王山に関係する人物で間違いないだろうと思います。

 善女龍王とはシャガラ龍王の娘なんですよね~、空海京都神泉苑で雨乞いの祈祷をした時に呼び出したのが、この善女龍王になります。

 ということは、………、善女龍王岡山県人だったという事ですね、(笑) 大笑いです。(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

 そして、ホクホクしながら山を登っていくと、景色が拡がりました。

 海の真ん中にある三角の島が「大槌島」らしいです。

 景色が素晴らしく、龍王に関係なく、観光目的で訪れても良いレベルの山でした。


 このように、鳥居や石碑がありますが、最高地点はここではなく、別の所でした。


 グーグルの地図には「龍王山児島竜王山)」と表示され、国土地理院の地図には龍王山とだけ表示されます。

 この龍王山には名称が2つ伝わっているようで、ワザワザ2つの名称を使い分けているようです。(その理由はコレ↓)

 つまり、↑この様な名称だったものが、記録上では「龍王山」だけが記録され、竜王山は俗称として残ったようです。

 つまり、龍王山には最初、シャガラ龍王がいて、シャガラ龍王の島だったのだが、後に竜王山善女龍王がいたと言うのが正解だと言えるのだと思います。

 であるならば、児島という名前もシャガラ龍王善女龍王の島とした意味で「児(こども)の島児島」)という俗称が固有名詞へとなった可能性がありますね。(児島の名称由来の新説でしょうかね!♥)

 ここの龍王山の伝承でも、青龍優鉢羅龍王)が児島を荒らしたので神様に祈ると金龍が現れたという話も、娘の善女龍王にチョッカイを出していた優鉢羅龍王が、セクハラで父親のシャガラ龍王に訴えられたとする解釈にしか思えませんね、大笑いの話のようです。(笑)

 優鉢羅龍王としては恥ずかしい話なので、モヤっとした感じに伝えられたんでしょうね!(笑)

 山頂に勿論、磐座祭祀跡もありましたので、龍王山としてふさわしい山容でありました。

 帰りに麓の道を通っていると「今宮神社」というのがありました、祭神は大己貴命になっているようですが、たぶん「善女龍王」の宮(家)があった所だろうと思います。

 皆に知られていない、パワースポットじゃないんでしょうか!(また児島の歴史でも調べてみようと思います。)

↑今宮神社

 朝日山聖観音堂の駐車場までの道は狭いのですが、訪れる価値のある山だと思います、是非、龍王の見ていた景色を見に行って見て下さい!!!(歴史的価値も相当高いと思います!!!)

 龍海