エジプトの王名表が「王の数」と年数とで信用出来そうだとお伝えしました、自分で作表すると「やっぱりダメな部分」と「でも大筋は正しい」となったのでお知らせします。
日本と同じで「元となる史料」が部分的に2倍暦や4倍暦で記述されている可能性が高いと思います。(しかし炭素14法による測定もあり、これまでの推測との誤差が100年未満であったので、推測はおおむね正しいと言えそうです。)
ジェセル王の即位期間の推測はBC2668~2649でした。
オックスフォードの炭素14法ではBC2691~2625となり近似値を示しています。
※ジェセル王はイムホテプ(ミツライム)の頃と思われる王で、最初の階段ピラミッドに葬られた王
上図の通り、宰相アイ(ユダヤ名ヨセフ)の仕えた王はアメンヘテプ三世、若きモーセも仕えた様子があり、ヨセフの頃のエジプト王と代数の比較において乖離が発生しています。
ヨセフ=アイ、モーセの出エジプトはBC14世紀頃として良いと思いますが、エジプト王の即位年の差は1305年に対し代数は11~12代しかなく、1代20年としても240年となり全く整合性が合いません、この場合、
①系図が正しく人物の比定が間違っている
②系図は間違いだが、歴史上の重要な転換点となった人物が記録されていて、比定者は正しい
となり、私は②が正しいと解釈します。(多くの研究者は曖昧にして、分からないとしているのでしょう。)
これでヨセフまでの聖書由来の系図は参考にならない事が分かると思います、しかしノアの系譜に連なる者としての系図としては使えると考えますので、ノアとモーセの間の代数は55代ほど歯抜けになっていると考えられます。
私はノアの系図に出てくる名前は「住んでいた町の名前」であり、町を移った時に初めて名前が変わる為、55代もの歯抜けが生まれたのではないかと推測しています。(後から人物名と勘違いした為と推測。)
モーセの出エジプトはやはり「宰相アイ」の治世だと考えられ、これまでの考察はズバリ的を射ていると思います。
※宰相アイ(ヨセフ)はBC1325~BC1321年
これで一つモヤモヤしていた年代誤差が解消されました。
あとファラオの在位年数が20年を超える者は2倍暦や4倍暦で記録されている可能性がありますが、その王は日本人である可能性は高いので、特に注目してください。
○平安時代の男性貴族の平均寿命は50歳代、女性貴族は40歳代。
○卑弥呼は83歳
○小野吉子(五代目の小町)は81歳
○小野氏野(六代目の小町)は69歳
○三代目の小野小町は88歳
巫女は長生きする人が多いのは上記4人からも分かりますが、男性で長生きなのはあまり知りません。