この前に買った「十八史略」を寝る前に読み始めましたが、コレが結構面白いんです。
日本からの繋がりが無ければ「何のこっちゃ」となるような話も、少し分かったりするので興味シンシンになりますね。
例えば、天皇(てんこう)は兄弟が十二人いて、それぞれ一万八千年の長寿であったと書かれていますが、ホツマツタヱや神皇記により暦が違うと分かっているので、365で割ると約50年となり、おおよその年齢が分かったりします。
人皇は百五十代で前後四万五千六百年治めたなども、1代20年として、百五十代で約三千年、45600÷3000=15.2となり、16倍暦と想像できます。
予備知識が無ければ、暦が変動するなど思いもしないですよね~。
伝承が正しいかどうかは、判定出来ませんが、人のすることなどは限界があるので、およその情報を人間が可能な、常識的な範囲内で落としていけば良い訳です。
古代の神話には日本人以外の中国人も出てくるので、その判別が十八史略だけでは難しく、他の研究成果と合わせていく必要があります。
とりあえず、伏羲の姓は「風」だったようですから、中国古来の姓では無いですね。
中国古来の姓はほぼ女偏の漢字で「姫、姜、姚、娀、嬴」など、血族を意味し、同姓での結婚を防ぐ目的で使っていたようなんですよね。
だから伏羲が風姓というのは「外国人」の証拠だともいえる訳です。(私の様なものには証拠になっちゃいます。)
まだ読み始めたばかりですが、これは徐市の残した系図を見ながらじゃないと、ピンとこないですね。
しかし、黄帝は姫姓または公孫姓らしく、ここで中国古来血筋と伏羲の血筋とが結びついている様です。
でも、よくある話ですが母親は姫姓で、父親は描写されず、稲妻を見ていたら恍惚となり孕んでいたとしているので、外国人と結ばれたのはマズい内容だったのでしょうね。
徐市の系図が無ければこの様な話も理解出来ないのです。
恐らく日本にしか残っていないんでしょうね〜、だから中国側からは伏羲を日本人と認識出来ないのです、だって誰かが中国語に翻訳しないと読めないですよね。(笑)
神皇記は日本人でさえ、知らない人も多いと思う本ですからね。
龍海