前回に引き続き調べていると、クナト王と出雲族とは関連付けられて情報が出てくる事が分かりました。
ここで少し頭を整理すると、倭人には二系統あり、3500年前にインドから渡来した出雲族(クナト王の率いるクナ国人のこと)と紀元前300年頃に渡来したクニサツチに始まる大山積王家とです。
読んでいると、出雲族は北から入ってきて出雲へ土着した事が書かれているので、出雲の王家は倭人扱いで、一緒にきていた人達は倭種扱いされているのが理解としては正しい様です。
で、一番の問題点は「意識」だと思います。
大山積達は自分達と出雲族の区別を天神と地神と区別しました、出雲族はというと出雲族独自の概念のまま過ごしていたような感じです。
まだ、出雲族の概念を伝えたものを読んでないので深くは理解していないのてすが、同じ出来事を立ち場が違うと見え方が違うので、その受け取り方も変わりますよね。
物騒ですが、殺人事件では加害者と被害者では全く感じ方は違うと分かります。
特に王族と王族以外の立場や感じ方も違うので、伝承されている内容がどの立場で書かれているものか、見極めないと理解出来ないことにもなります。
小野小町なんかでは、私の地元こそが本物だとする立場で色んなものが書かれていますから、他所なんかは否定的に見てしまいます。
これが小野小町の謎が解けない最大の原因でもありました。
今回、言及する出雲族や大山積などもそれぞれの概念で伝承しているので、結構、極端な内容なんですよね。
私なんかは、小野ですから、地神にベースを置きつつ、血筋はハイブリッドですから、いわば両方の視点を第三者的な立場から見る事も出来ます。
古代史にもそれが言えるようで、出雲族(地神)の極端と天神の極端がぶつかると、ハイブリッドの大山積が乗り出して事を治める事を繰り返しているのです。(瀬織津姫、卑弥呼、台与は全員同じ様な状況ですよね。)
古代史を書いてるものも、極端な取り上げ方をしているので、読む方は「え〜〜〜、表現を統一して欲しいなぁ〜」と思うわけです。
私でさえ思いますから、一般の人はもっと思うと思います。(出雲族なのか、地神なのか、クナ人なのか、倭人なのか、倭種なのか、全て同じ人達を指す言葉で、シチュエーションで使いわけています。)
少なくとも、日本に来てからと来る前とで区切りを入れないと混乱する元になりそうです。
私は外国からの定義である「倭人と倭種」をよく使って来ましたが、今後は日本人の視点の表現、天神(倭人)と地神(倭種)にして、特に極端な概念の時には出雲族やアラハバキなどの言葉を用いて、上手に表現できるようにしたいと思います。
それと瀬織津姫は古事記や日本書紀から消された神様ですが、前回まででその理由が分かったと思います。
神武天皇の時に王家を2つ鼎立し、中央政治を司りアマテル(天照)を皇祖神として祀り、陽の王家をヤマト王権とし、戦争や治安維持など地方政治(県知事や市長の立場)を司り瀬織津姫を皇祖神として祀る陰の王家を小野氏が担当すると決めたと思います。
だからクシミカタマは最初の歴史書をホツマツタヱとして残したと思います、ホツマツタヱはヤマト王権の歴史書なので、小野や地神のなした事は神様からの加護として表現し、自身の王家の妨げにならないようにしたと思います。(だから日本書紀や古事記に瀬織津姫が出てこない。皇祖神ではあるけど、陰の王家の神様なので、書けなかったが正解だろうと思います。)
皮肉なのはここからです、天神王家と地神王家で分けたのに、地神側から何度も攻撃されて天神王家が滅びそうになるのです。
地神王家からしてみれば、私が大王を!、私が大王を!って主張するから、させたのに、なんで滅びそうになるんだと思った事でしょう。
その度に、地神のハイブリッドの血筋から女王を立てて、安定をはかるうちに、五代目の孝昭天皇の時には、もう破綻したのです。
そしてグチャグチャな二代〜九代天皇の後にやっと安定する天皇が出来て、それが崇神天皇だった訳です。
もうこの時には陰陽の大王家構想は破綻してますよね。(笑)
なので、小野氏は地方自治に重きをおいて中央政治には参画せず、影の存在になっていた訳です。
それでも困った天皇家は小野妹子をだしに使って小野氏を中央政治に引っ張り出したが正解だろうと思います。
やっとスッキリする解釈が出来る様になって来ました。
なので、岡山県や西日本が安定していたのは地方自治において小野氏の力が強かったからに他ならないと思います。
今の政治とそっくりてすよね、中央集権なのか地方自治なのか、どちらにウェイトを置くのかで揉めてますよね!
日本人は二千年前と同じ事をいまでもしているのですね〜、大笑いです。
¯_ಠ_ಠ_/¯
二千年前は民族的な対立も強かった訳ですが、今はお金の問題で対立しているので、東京に利権やお金が集中している状況を改善しないと、また破綻するんでしょうね〜。
(‘◉⌓◉’)
龍海