今日は15日なので、赤穂の骨董市に行って来ました。🎉


 今日も面白いのがありました、


 土瓶です。
 私が面白いというからには、普通の土瓶ではありません!

 反対面はというと、

 竹笹の様なものを大きく書いています。

 目利きでもこの土瓶を見て面白いとは思わない筈です!!!

 では何処が面白いかというと、

 注ぎ口の下に「書き銘」がありました!

 読めますでしょうか?

 これは、「乾山」と書いています。

 そう、かの有名な「尾形乾山」の偽物なんですよね〜〜〜。

 ハッキリと偽物というのは難しいのですが、この人、銘を書くときにチャラチャラっと書くもので、書体が安定していない事と、二代目、三代目と自称、尾形乾山が多くいるので、何を以て本物というのかが、実は規定されていない難物なのです。(業界ではおおむね、初代の尾形乾山のみを真物とする傾向にあります。)

 なので、これは初代乾山の良さがあるのかと言えば、どっちでも〜というレベルなので、真贋をハッキリさせる価値も無いものなのです。

 でも、私の様な若輩者には、乾山の真贋論争は一昔前の話なので、偽物さえ(ここでいう偽物とは真贋論争に乗りそうな物という意味で、後世に作られた明らかな偽物では無いので、ご理解を宜しくお願い致します。)珍しく、時代がたって「乾山の偽物論争」の本物という価値で買った訳です。(勿論、安いものです………)

 これが、もう百年もすると、乾山で盛り上がった時の頃の土瓶だなあ〜と喜ぶ人が出てくるものなのです。(モノマネ芸人の有名人といった方が良いかも知れませんね、www)

  なので、笑える骨董品のご紹介でした~!!!

 龍海