私はどうも勘違いしていたようです。

 

 私はかなり以前から美作の小野お通さんの事は知っていた(雑学として)ので、宮本武蔵のお通さんもこの人がモデルなんだろう、位に思っていました。

 

 逆に、真田に関係する小野お通さんについては全く知らなかったので、知った時には「へ〜そうなんだ~」位にしか感じていませんでした。

 

 今、お通さん関係の文章を読んでいて気付いたのが、美作の小野お通さんの事は誰も知らないのでは?という疑問です。

 

 見るもの全て美作のお通さんに触れているものが今の所ありません。

 

 まだメジャーなものを読んで居ないので何とも言えませんが、メジャーな本を読んだ人が書いたものに出てこないので、先の様な感想をもったのです。

 

 自分では「自分は普通」なので、よくギャップが生まれるのですが、もしかするとここでもギャップが生まれていて、世間では美作のお通さんの事は全く知られていない可能性が高い気がしてきました。

 

 小野小町もそうですけど、同姓同名が同時代で活躍すると、本当に厄介なものなんですね〜。

 

 感触としては、どうも美作のお通さんの事跡が藤原氏のお通さんに吸収されている印象を受けています。

 

 結局のところ「小野お通」は3人いて、藤原氏の小野お通が母娘で二人、小町系の美作のお通さんが一人で、見事に時代がかぶっています。

 

 もう少し読み込んで、また資料にして図書館にでも納めとこうと思っています。

 

 龍海