Maxon ST-9 | 誰もトクしないブログ

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日々思うこと、ギターや機材などのブログです。
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毎朝子供を自転車で保育園に送ってるんですけど、もう極寒過ぎてほんとに辛い。いや子供も辛いと思うけど。
早くあったかくなって欲しいですねぇ。



さて、誰が言ったか「歪みはマクソン」

ここでちょっとおさらい。
チューブスクリーマーで有名なIbanez。
これは元々がMaxonで海外向けのブランド名がIbanezだということはこのブログを読んでる人ならわかってると思います。
 

代表的なモデルはやはりTS-808(OD808)



今ではギターが買える値段ですね。
これが原点です。
原点にして最高と名高いオーバードライブ
SRVの使用で今でも人気。

歴史的にはもう一つ有名なものがあります。

TS-9(OD-9)です。


これもSRVの使用が有名。2台でブーストとかもありました。

そのあとに出たモデルが今回僕が手に入れたもの

ST-9(ややこしい)です。

Super Tube Screamerの略でMaxonではその後のゼロシリーズのST-01と合わせて唯一Tube Screamerと名付けられたモデルです。



これは当時TS-9がバカ売れした際にスポット商品(アレンジ商品)として84年に販売されたらしく、数がとにかく少ない。完動品として機能するものも少なく、やはりスイッチ付近に異常が出てるものも多くあります。

TS10の登場が86年頃なので言うなれば3代目のTSとなります。

特筆すべきはやはりMidのツマミでしょう。


これが少し特殊で左に行くほどMidが強調され、右に行くほど弱くなり右に回し切るとおそらくTS-9と一緒になります。

これをうまく調整して抜ける音を探すわけです。
しかもこのMidの利き方がなんとも味のある「ザ・エフェクター感」がたまらんのです。

あと中身がら気になる方いると思います。
ST-9は艶あり4558が2発とどこのサイトでも言われてます。


うん。



たしかに2発載ってました。
これだけでもいくらかしますよね。

ちなみに中身に関してはIbanezのST-9、MaxonのST01と全く一緒です。ST01は後期になるとこのオペアンプに変化があるようですね。

裏面も



ちなみに今回これを入手する際にかなりラッキーなことがありました。

デジマートなんかで見ていてもだいたいの相場は24,000〜28,000円。

しかし某中古リサイクル店のサイトを見てみると21,000円でした。少し迷いましたがネット注文をすると後日連絡あり、発送前の確認をしていたところ不具合があったため出来ればキャンセルさせて欲しいと言われたんです。
元々安かったためしょうがないかなーと思いながら現状どんな症状なのか聞いたところ、「ジャック部分に異常があって少し触るだけで音が途切れてしまう」とのこと。
なるほどジャックの異常であれば最悪こっちで修理出来るかもと思い、そのまま販売してほしいと頼みました。
すると、「ではジャンクということで10,000円引かせていただいて販売します」と。
まあ願ってもないことなので即OKを出し購入。

届いた際に音出しチェックしてみると何の異常も見当たらない。普通に音も出るしジャックもスイッチも問題なかったんです。

んーこれはラッキー!
でも古いので使い続けるにあたってスイッチの異常は出てきそうな恐怖はあります。

スイッチャーの導入を検討しないと、、、