今日の問題です。貿易風と偏西風の風向、海流の流れる向きを関連付けてくださいね。 2014B追19 #毎日チャレンジ地理

 

正解です。北半球では海水は中緯度で西風の影響で「西から東へ」動き、低緯度で東風の影響で「東から西へ」動きます。時計回りです。南半球も同様であり、こちらは反時計回り。②が正解です。

 

問1 [インプレッション]海流は必須ネタ。しかし暖流や寒流の影響などではなく、単に流れ方を問うとはシンプル。ボーナス問題ですね。

 

[解法]海流は風(恒常風)によって生じる。低緯度海域では貿易風の影響によって海水は東から西に運ばれ、中緯度では偏西風によって西から東へと流れる.北半球では時計回り(高緯度に小さな環流があるので、厳密には「8」の字だが)、南半球では反時計回りになる。

 

[アフターアクション]かつて海流の流れ方は地理Aではっきりと問われたことがある。地理Bでは流れ方そのものより、寒流(例えば南アメリカ大陸西岸に沿うペルー海流)と暖流の区分がよく問われていた。流れ方も重要であるが、寒流と暖流の区分にも注意しておこう。高緯度から低緯度へと冷たい海水を運ぶのが寒流で、夏季冷涼な気候、少雨気候の原因となる。低緯度から高緯度へと暖かい海水を運ぶのが暖流で、冬季温暖な気候、多雨気候の原因となる。