今日の問題です。ウラル山脈は古期造山帯です。ヨーロッパの山地は「北がなだらか、南が急」というセオリーがあります。最も特徴的な山脈はカルパティア山脈ですね。ヨーロッパ最北端の新期造山帯。 2003B追17 #毎日チャレンジ地理

 

 

正解です。ウラル山脈は古生代に造山運動を受けた古期造山帯です。ヨーロッパでは北半分が古期造山帯に当たり、選択肢中では①が該当します。南部の②〜④は新期造山帯。とくに重要なのは④のカルパティア山脈で、ここが新期であることはよく問われます。形状で覚えておこう。

 

 

問3 第1問問1に続き、古期造山帯と新期造山帯との区分に関する問題。

問題文参照。まずウラル山脈が話題となっている。この山脈は低い丘陵性の山脈であり、古期造山帯に分類される。

さらに図3参照。ヨーロッパの地形は「北でなだらか、南で急峻」。北半分の地域では平原が卓越し、山脈も侵食が進みなだらかな山容となっている。南半分の地域は険しい山岳が連続し、地震が多い地域もみられる。対照的な南北の地形を考慮して、1~4のうちで最も北部にある1を丘陵性の山地、つまり古期造山帯と考える。よって答は1。2~4はいずれも新期造山帯に区分される山脈。