マスコミはヒトラーに右翼のレッテルを貼ることに熱心である。左翼の活動家も安倍晋三首相をヒトラーになぞらえたりすることで、ヒトラーを右翼であるかのように見せかけることに熱心に取り組んできた。しかしヒトラーは当時の欧州や中東、アフリカ、ラテンアメリカに広がる社会主義運動の中の一員だった。資本主義は国民の敵だと、社会主義は教える。1920年の演説の中で、アドルフ・ヒトラーは次のように語った。
「私たちは社会主義者なのですから、私たちはまた、必然的に反ユダヤ主義者であらねばなりません。なぜなら私たちはまさしく正反対のものである物質主義や拝金主義に反対して戦うことを望むからです。」
ヒトラーや当時の社会主義の指導者たちは、物質主義や拝金主義をユダヤ人に結びつけていた。つまり社会主義者たちは資本主義とユダヤ人を不合理な仕方で結びつけることで、ユダヤ人に対する憎悪をあおっていたのである。
カール・マルクスも1843年の著書の中で、「お金はイスラエルの妬みの神である」と書いた。当時はまだ近代国家イスラエルは創設されていなかったので、マルクスはイスラエルという言葉でユダヤ人に言及しているのである。したがって、今日の左翼が反ユダヤ主義であることは、何ら驚くに値しないのである。
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