じゃあ…待つ…



俯き寂しくつぶやく


少し拗ねてる?




「うそうそ、ごめん(笑)」




「…うん」




「…怒った?」




小さく頭を振る



「たつぶー君…何も言わず、ずっと待っててくれたんだよね…」


「ありがと…」




「…あーでも…寝顔は見た(笑)」




「えっ…」




「そこでもたれて寝てた時(笑)」




「ぅ、ぅん…」


恥ずかしそう




「もう遅い(笑)」




「う…うん」



頷く



「じゃあー」


「やっぱりたつぶー君も寝れば?」




「え?」




「…私も寝顔見る」




「えっ?」




「…自分だけ?うふふ」




(笑)





今日は…早く帰ろうよ



学校の帰りだし…忙しすぎるよ


逢えて嬉しいけど


そんな…疲れて寝てしまうなんて



可哀相だよ




意識して離れて歩く



訳がある




あまり会話も出来ない




人気が無くなると小走りに近寄り服を引き知らせる



振り返ると笑顔



こちらこそ人目を気遣う




「大丈夫よ…たぶん(笑)」



悪戯っぽく笑う



いつもの彼女




バスは流れに紛れ、テールライトは小さな赤いふたつの点へ



これでもう安心


寝て乗り過ごさななければ…





「今日は色々とごめんね…反省してますっ」




「それはもういいから(笑)今日は早く寝よう」




「…うん…努力する(笑)」




「だから、電話ももう…」




「や だ !まだいい」



(笑)



「疲れて眠かったら、ウチでは寝てていいから」




「優しいね…甘えちゃうよ?(笑)」




「…添い寝もしようか?(笑)」




「えっ」




「え…いや」




「うふふ…」


「あははっ」


「いいの?…じゃあ、お願いしまーす(笑)」




「えっ…」




「自分が言ったのに(笑)」




…それは無理




「…やっぱり、あははは」




「いいよ!じゃ今度するよ!」




彼女は笑い続ける



もう分かった様だ



これで max だと





ただベッドを眺めるのみ



その夜、脳内討論会途中で結論は出ず寝てしまう


翌朝自分のベッドを見上げる


ため息ひとつ