北澤早紀 生誕祭(2014年6月20日「アイドルの夜明け」公演) | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

2014年6月20日(金)「アイドルの夜明け」公演
・北澤早紀(1997年6月5日生まれ)17歳の生誕祭

【出演メンバー】
岩立沙穂 岡田彩花 岡田奈々 加藤玲奈 北澤早紀 小林茉里奈 込山榛香 佐々木優佳里 佐藤妃星 篠崎彩奈 高島祐利奈 土保瑞希 西野未姫 向井地美音 村山彩希 茂木忍 


【生誕祭】
「ちょっと待った」の掛け声と進行は岩立沙穂


(ケーキが登場し、全員でハッピーバースデーを歌った後)

岩立沙穂「えーとですね、今日は・・・」
(ケーキの下から手紙を取りだす)
北澤早紀「危ない、ちょっとケーキ倒しそうだった」
岩立沙穂「ごめん、ちょっとうっかりしてた」
篠崎彩奈「可愛い子ぶらないで、可愛い子ぶらなくていいから(笑)」
岩立沙穂「素だよ(笑)。はい、それでは”ある人”からお手紙がきています」
北澤早紀「誰?お母さんは絶対嫌だって言ってたから違うと思う」
岩立沙穂「えー、ちょいちょいちょい、待って、開けられない、あ、開いた。いきます」
(手紙を朗読し始める)

「早紀ちゃんへ17歳のお誕生日おめでとう。13期生になって初めて出会った時の早紀ちゃんはまだ中学2年生だったから時の流れって早いなーって思います。私達が”のろりんず”を結成してからもう・・・」

北澤早紀「はーやーい(笑)」

岩立沙穂「もう2年以上経つみたい。正直いつ結成したのか覚えてなくて、昨日調べてみたら、ぐぐたすでは早紀ちゃんの15歳の誕生日の時にはこの言葉を使ってました。早紀ちゃんはのろりんずを結成した時のこと、覚えてますか?」

北澤早紀「覚えてない(笑)」

岩立沙穂「私はなんとなくだけど覚えてます。あの頃って特に仲がいいわけでもなかったけど、私は早紀ちゃんののんびりしてるところに勝手に親近感を覚えていて、そして、同期の中で推しメンって思っていたみたいなの。たぶんもっと仲良くなりたいっていう思いから、ある日私が「私達2人とも行動がのろいから、のろりんずね」と提案したのを早紀ちゃんが断らなかったから結成されたんだと記憶しています。結成秘話だね。最初はそんな感じだったけど、今では早紀ちゃんの近くが凄く居心地がいいです。なんだか落ち着くんです。行動がのろりんだから、よく2人取り残されて、自然と一緒にいることも多いんだけどね。 私ね、早紀ちゃんに感謝してることがあるんです。私が出られなかったレッスンも振りや立ち位置をいつ聞いても嫌な顔1つせずに教えてくれるよね。何回も一緒に踊ってくれてありがとう。 早紀ちゃんものろりんだから、自分に余裕がない時も多いと思うのに、いつもいろんな方面に気を配っているところが凄いなあと思います。 あと私は早紀ちゃんの機嫌が悪いところとか、凄く精神的に落ちているところを見たことがありません。そういうところも凄いなーと思っています。でもたまにそれが心配になることもあります。嫌なことがあっても寝たら忘れちゃうって前に言ってたけど、ダメそうな時は、いつでも何でも話聞くからね、私でよければ頼ってね。 これからものろりんずでよろしくね。いつか2人でユニットがやりたい。その夢やお互いの夢が叶うようにこれからも一緒に頑張っていこうね。 あっ、プライベートでももっと遊ぼうね。遊びに誘うから、仕事がない日でも家から出てきてください。のろりんずの相方、さっほーより」

北澤早紀「誰かバレるの早過ぎ(笑)。はーやーい」

岩立沙穂「はーやーい?あっ、言ってくれた!この間お誕生日の前日に「お誕生日おめでとう」って言って、「はーやーい」って言われたかったんですよ。それがやっと今叶いました。とまあ、お手紙のことはこれくらいで、早紀ちゃんの16歳の1年を振り返って、どうでしたか?」

北澤早紀「そうですね、16歳は、研究生から昇格させていただいたので、研究生ではできなかった活動とかもたくさん新しい活動ができて、凄くいろいろ新しい経験があって、凄く楽しい1年だったんですけど。組閣があって、1チームが16人体制じゃなくなって、そうなったら必ず公演は16人でやってるから、公演にあまり出られなくなる人が出てきて、それが私もその中の1人で、で、私はほんとに公演が凄く大好きで、ほんとに公演にずっと出たいって思ってて。なんかやっぱりその、チーム4の公演があるんだけど、私は家で暇してるっていう時間がほんとに辛くて、もうほんとに公演が大好きだからそういう時間が辛いし、そういう悔しい思いもたくさんした1年だったなって思って。 あと、この今の「アイドルの夜明け」公演の1コ前の公演で、「手をつなぎながら」公演っていう公演でユニットを『ウィンブルドンへ連れて行って』っていうユニットをやらせていただいていて、その時に「凄くユニットは可愛いね」ってたくさんの方に褒めていただいて、だからそれの「ユニットを見て、ちょっと気になって来てるんだよね」とか、「ウィンブルドン見て好きになったよ」って言ってくださる方が凄く多くて。でもこの公演になって、「対角線見て好きになったよ」って言ってくれる方がめっきり減っちゃったというか(笑)、 あんまりね、そういう方の声を、もっとやっぱり、公演って大事なんだなって思ったし、もっと今の『片思いの対角線』も、ウィンブルドンの時と同じぐらいにもっとみんなのこと魅了したい、もっと褒めてもらえるように頑張らなきゃなって思った1年でした」

岩立沙穂「はい、じゃあ、これからの17歳はどうしていきたいですか?」

北澤早紀「そうですね、17歳は、私、正直な話、去年の生誕祭から何が成長してるって訊かれてもあまりピンと来ないというか、何が成長してるんだろうって自分でもよく思ってて。でも去年は2013年の年の劇場公演の出演回数がAKBのメンバーの中で1位ということで、それ自体凄くやっぱり私の自信に繋がったし、自分を好きになるきっかけにもなったなって思って。だからこれからは、何ですかね、やっぱり、こう、目に見える結果をもっと求めていきたいなって思いますし、あの、「AKBINGO!」だったりもそうなんですけど、私まだ1日分の撮影しか出たことがなかったり、ちょっとやっぱり、なんですか、目に見える、数字とかの成長だったりとかをしていきたいなって思います。あともうちょっと涙脆いのをなくしていきたいなって思います」
岩立沙穂「今日何から泣いてたの?」
北澤早紀「最初1曲目から(笑)」
岩立沙穂「早いよ、はーやーい」
北澤早紀「だからもうちょっとね、なんですか? 舞台だから、舞台なので、ちゃんと曲に入り込んで、泣かない曲は泣かないっていうことをちゃんとね、自分の気持ちをコントロールできるようにしたいなって思うし、さっきもさほりんが手紙で書いてたように、あんまり私、そんなにメンバーに頼らないというか、なんですけど、なぁちゃんとかは、彩花もだけど、「早紀ちゃんってあんまり相談しないけど、実は絶対心の中に・・・そういう悩みとかあるんだよね」って言われた時に、なんか凄い、やっぱり支えられてるなってメンバーに支えられてるなって凄く思ったから、もうちょっとメンバーにも自分をさらけ出せるようにしたいなって思います」
岩立沙穂「いつでも待ってます」
北澤早紀「ありがとう」

岩立沙穂「こうして生誕祭を開いてくださったファンの皆様に向けてひと言というか」

北澤早紀「はい、あの、凄く気になるのがそのうちわって、ぷりんちゃんですか?  やったー。私の飼ってるワンちゃん。ありがとうございます。 今日は何回もパキパキね、聞こえたり、あとうちわも用意してくださって、あと私、凄く、何ですかね、『タンポポの決心』でも皆さんのコールを聞いて、凄く涙出ちゃって歌えないぐらい泣いちゃって。たぶんこの辺の方聞こえてたんですけど、幕閉まった後泣き声聞こえましたよね? ほんとに耐え切れなくて、ほんとに嬉しくて。毎日の中でも、毎日のGoogle+のコメントとか、凄く皆さんに励まされてる部分が大きいなって。 なんか私、あんまり自分に自信が元からないというか、あんまりなくて、なんですけど、やっぱり皆さんはほんとに私の味方でいてくださって、ちょっとMCがね、公演のMCが苦手なんですけど、MCができなかったりしたら、ちゃんと改善点とかをね、書いてくださったり、ほんとにそれが凄く嬉しくて。親は私、AKBのことほとんど知らないので、オンデマンドも見てないですし、ほんとにそうやって評価というか、意見をくださるのがほんとに皆さんぐらいしかいないので、ほんとに日々の中でも皆さんに支えられて、公演のコールも凄く嬉しいし、コメントも凄く嬉しいし、ほんとに皆さんがあっても私だなって思ってます。 ほんとに今日はたくさんのコールやサイリウムやぷりんちゃんとか、なんだっけ、うちわとか、お花はまだ見てないんで楽しみにしてるんですけど、ほんとに今日はありがとうございました」

岩立沙穂「それでは最後の挨拶を・・・」

北澤早紀「ちょっと待って。言い残した」
岩立沙穂「思い出した?」
北澤早紀「思い出した。あの、私、親がテレビの民間放送見せてくれないんですね。だから皆さんが絶対親が厳しいから、いつか絶対親に辞めさせられるって思ってる方がけっこういるみたいで。だからあんまり、”安心して推せないんだよね”っていう声をたまにね」
茂木忍「超切なくない?」
村山彩希「切ない」
北澤早紀「いつ辞めるかわからないから、みたいなこと言われるんですよ。でもほんとにそんなに親厳しくない、そのテレビの部分だけであって、この前もグラビア撮影があった時に、家族のLINEに水着を着た直後に送ったんですよ、写真を。そしたらお姉ちゃんが「これ絶対パパ怒るよ」みたいなことを言ってたんですよ。なのに、お父さんが、メールきたなって思ったら、”激おこプンプン丸ってやつ?”ってきて。そんな全然ほんとにそのぐらい思ってなくて。だから全然ほんとに親に辞めさせられそうになっても絶対辞めないので。だから、もうちょっと、安心して私のことを推していただきたいなって思ってます。お願いします。これからは安心して、私のことを見守っていただきたいし、応援してくださると嬉しいなって思ってます。なのでこれからも応援よろしくお願いします」

(最後に捌ける前に)
北澤早紀「今日来てくださった方ありがとうございました。あと、ロビーで観てくださった皆さんもありがとう、そして、オンデマンドで観てくださってる皆さんもありがとう。みんな大好きです。ありがとうございました」





私事ですが、ここ数日、少し体調を崩しててストレスもあって、気が滅入ってましたが、そんなことを忘れさせてくれるくらい充実した生誕祭でした。千秋楽でもそうでしたが、1曲目の『アイドルの夜明け』から目に光るものが、何度も見ていた光景なので、ああ、やっぱりと思いながら見ていました。中盤曲の『女子高生は止められない』。最後のじゃんけん大会の勝者がポーズを決められる曲ですが、予定通り勝ち上がり(茂木さんのところで?と思いましたが、よく見えなかったので良しとします(笑)。)

本編最後の『タンポポの決心』ではさっきーコールに感激して、顔を手で覆うほど号泣、幕が閉まった後の鳴き声もオンデマンドでもしっかり聞き取れました。

生誕祭、仕切りはのろりんずの”相方”の岩立沙穂さんで、これも大方の予想通りでした。
開演が10分以上遅れ、時間がかなり押していたにも関わらず、マイペースを崩さない岩立沙穂さんの進行に心配していましたが、結局途中で21時をまたぐことが明確になったため、16歳以下の4人が離脱、最後は12人だけでした。18時半開始の公演で21時を過ぎたのは久々に見た気がします。(入場チェックに時間がかかるので仕方ないのですが、もう少しなんとかならないものかと思ってしまいます)

生誕祭の手紙は当日書いたものらしくて、読み出してすぐ差出人がバレてしまうのが岩立さんらしいというべきか、いかにもという感じでした。その後の内容は良かっただけに惜しかったですね(笑)。

途中のMCでもそうでしたし、手紙にも北澤さんの人柄がよく表れていました。確かに頼られることはあっても頼ることはあまりなくて、そういう子ほど、いろんなことを自分で抱え込んでしまうもので、岩立さんの気持ちはよくわかりました。
同期だけでなく最近では後輩にあたる15期生からも慕われているみたいで、優しくて周りをよく観てて気配りのできる子だから、見た目の雰囲気もあって、懐きやすいんだと思います。

とにかく生誕委員の方々を中心に温かい雰囲気に包まれた生誕祭で、劇場公演の醍醐味を凝縮したような生誕祭でした。
北澤さんは昨年、全メンバー中で公演最多出演でしたが、そのことは彼女にとって自信となったみたいで、総選挙の票数のように他力本願ではなく、自力で達成した快挙と言えます。

ところが2月の大組閣で大きく状況が変わります。「手をつなぎながら」公演は皆勤だった彼女が、新体制のチーム4では一転して”控え”の立場に。ファンとして納得いかなかったですし、寂しいと思いましたが、何より本人が一番悔しかったと思います。4月末に握手会で話した時に、ようやく公演に出られることが嬉しくてたまらないという表情をしていたのが脳裏に焼き付いています。

生誕祭でのコメントを聴いてて、公演が大好きなんだなというのが痛い程伝わってきましたし、実際に出演した時のパフォーマンスは見事というしかありません。それなのに、いろいろな都合で出演機会に恵まれないというのは、やはり理解に苦しむところがあります。なかなかこういうことを言うのは勇気がいったでしょうが、生誕祭と言う場でファンへ思いを打ち明けるというのは良かったと思います。あの日集まったファンであれば彼女の話に共感してくれるでしょうし、オンデマンド越しに観ていた自分は胸が締め付けられるような思いでした。
メディア露出がほとんど無いに等しく、大事な活動の場である公演出演機会も減らされてしまうことへの思いは想像するに余りあるものがあります。(この日も約1ヶ月振りの公演でした)
自分にとって、メンバーを応援する基準と言うのは選挙の順位とか握手人気とかでもなく、どれだけ公演に真摯に向き合っているかということがかなりの比重を占めます。なので、あまり公演に出ない選抜メンバーへはあまり思い入れが持てないです。北澤さんは、ずっと公演で頑張ってきたし、RESETの頃からずっと注目してきたこともあったので思い入れの度合いも強いです。

2012年の初めての生誕祭の記事を観て懐かしくもあり、あれから2年経って成長した彼女の姿が微笑ましく思いました。ご両親はオンデマンド観ないといってましたが、今回の生誕祭はぜひ観て欲しいなと。民放番組やマンガを見せないという、今時なかなかない教育方針ですが、それはともかく、立派に成長した娘の姿を観てどう思うのか興味深いところです。

自他ともに認める泣き虫ではありますが、反面確固たる意志も兼ね備えてて、芯は強い子だというのが、2年間見てきてわかったことです。最後の「親に辞めさせられそうになっても辞めません」というのは彼女の意志の強さを示す真骨頂でした。
涙もろいのは感受性の強いためで、人の弱さや脆さや悲しさを知っているから人の気持ちに敏感で、その分人に優しくできるのだと思います。「優しい」という字は「優れている」とも読めます。優しさは弱さでなくそれ自体が長所だと言えます。たぶん本人はその良さに気づいていないかもしれませんが、年を取るに連れて、このことが彼女にとって大きな財産になるような気がします。

今は、14期、15期と勢いのある後輩もたくさんいますし、これからも厳しい局面が続くかもしれません、握手会の列は人気メンバーに比べると少ないですが、でも以前に比べて増えたような気がします。女性ファンの姿も目立つようになりました。ミーハーなファンがいない分、熱心なファンが多く、一度ファンになったら長く応援してくれる人が多いように思えます。
あの歌声は天性のものだし、『ウィンブルドンへ連れて行って』で見られたような、才能を発揮する場所さえ与えられば変わる可能性を秘めています。見る側の問題もありますが、そのチャンスが与えられる兆しが見えてきませんが。
なんとかそのひたむきな努力が報われて欲しいなと思うメンバーです。
(少し前に「NOTTV」の放送の中で、生歌を披露する機会がありました。コーナーの中のちょっとふざけた感じでしたが、村山彩希さんとハモるような掛け合いで歌うシーンはすごく聞き応えがありました)

体調が優れなかったのに、オンデマンドを見た後はとても幸せな気持ちでいっぱいで、オンデマンドを見返して、また泣きそうになりました。
去年の生誕祭の記事を見ましたが、去年ももらい泣きさせられているんですね(笑)。去年の東京ドームといい、彼女にはよく泣かされています。

兎にも角にも今年見た中では、自分にとって一番の公演でした。最後のオンデマンドを見ている人へ向けた彼女の気遣いもまた嬉しかったです。現場に観れれば最高でしたが、オンデマンドでも十分満足できる内容でした。

メンバーの成長を見守るのが、AKB48を応援する醍醐味であるというのを、改めて感じた1日でした。