最近思うこと | AKB48、とある地方ファンの呟き

AKB48、とある地方ファンの呟き

とあるきっかけからAKB48のファンになりました。地方ファンの立場からいろいろと思ったことを綴っていきます。

先週の広島での全国握手会、楽しい思い出でしたが、その一方でいろいろ考えさせられることも多かった1日でした。

待ち時間も多く、座るところもなくほぼ1日立ちっぱなしでかなり疲れました。
15期研究生8人のレーン、チーム4の16人レーンというのは未知の世界でもあり、ちゃんと話せるかどうかっていう不安がありました。
剥がしの方が手加減していただいたこともあり、8人レーンも16人レーンと個人差はありますが、ちゃんと全員と会話することができました。

自分が一番最初に参加した握手会は、2011年4月の大阪での「桜の木になろう」全国握手会でしたが、その時は何も様子がわからないまま参加して、結局握手はしたものの、剥がしの余りの早さにひと言も発せずにその日は終わってしまいました、今でも苦い思い出となっています。
それから段々と回数を重ねるにつれコツのようなものが分かってきて、握手会の楽しみ方がわかってきました。

握手会に行くにあたって自分が決めていることがあります。それは認知を求めないこと。
最近はブログやGoogle+で使っているアイコンのキャラクターのバッジを付けて行くのですが、それは別に認知して欲しいわけではなく、話のきっかけになればいいなと思ってのことです。実際に握手会場で「これなに?」とメンバーの方から聞いてくれるし、「見たことあるよ」と言ってくれるメンバーもいます。名刺代わりと言えばちょっと違うかもしれませんが、これ見よがしにではなくさりげなくっていうのが大事だと考えます。

もちろん実際に握手会に参加される方の中には、メンバーに認知されたいっていう方が多いがと思いますし、それ自体を否定するつもりはありません。ただ認知はあくまで結果であってそれが目的になるのはちょっと違うのではないかと思います。
握手会はメンバーとファンという関係性の上で成り立っていますが、その根底にあるのはあくまで人と人の結びつきであって(先日放送された「情熱大陸」で大島優子さんも仰ってましたが)、「自分は券を買って来ている(来てあげている)」という意識があると、その時点で対等の関係ではなくなります。握手会がある度に「とあるメンバーが◯◯を言われた」とか、「嫌なこと(誹謗中傷の類い)を言われた」という話を聞くことがあります。あくまで風の噂であり、真偽については不明なのでいちいち触れませんが、事前に1人1人面接するわけでもないですし、実際どんな人が来るかわからない、悪意を持った第三者が訪れる可能性があるのは否定できません。無名の研究生ならまだしも、ある程度知名度のあるメンバーであれば、いわゆる”アンチ”と呼ばれる人たちが少なからずいます。理由は様々でしょうが、「気に入らないから」という安直な理由で非難することについて、「人気者の宿命だから仕方ない」というひと言で見過ごせるような問題ではありません。アイドルであっては一皮剥けば1人の女性であり、ロボットではないので、ファンからひどい暴言を言われれば当然傷つきます。ファンはメンバーを選べますが、メンバーはファンを選ぶことができません。決められたレーンで待つしかないというある意味弱い立場です。
メンバーとファンは本来対等であるべきなんですが、そういう客としての立場をいいことに上から目線でメンバーに接する人はけっこういます。よく食べ物屋さんで店員の方に横柄な態度を取ってる方がいますがそれと同じようなものを感じます。


メンバーはどんなファンに対しても、分け隔てなく接してくれます。あれだけたくさんいれば失礼な態度を取るファンも少なからずいると思いますが、それでも1人1人に笑顔で接してくれます。自分は握手会で話すのがずっと苦手で最初のうちはなかなか自分から話し出せないことが多かったです。そんな自分に対してとあるメンバーは逆に話を切り出してくれたり、「大丈夫」と言わんばかりにじっと微笑んでくれたりと、些細なことかもしれませんが、そういう気遣いが嬉しかった思い出があります。段々と握手会に慣れて来た頃になると自分から話すことができるようになって、それでも決して話が上手ではないので、取り留めもない話になってしまうのですが、それでも「うんうん」と頷きながら聞いてくれる姿勢に感心しました。
最近はチーム4、研究生と握手することが多いですが、やはりいつも公演をチェックしていてそれぞれの個性がある程度わかっていることが大きいです。逆に公演にあまり出ないようなメンバーだと何を話していいか困ります(笑)。
これもとあるメンバーになるのですが、握手してて時間になって自分が離れようとしてもなかなか手を離さず粘ってくれたりとか、これは広島でもありましたが、前回行ってから期間が空いているにも関わらず自分のことを覚えていてくれたりとか、とあるメンバーは「また来てください!」と健気にアピールしてくれたりと小さいことの積み重ねのようですが、そういう小さいことでも自分にとっては十分嬉しい出来事でした。これも広島での出来事ですが、自分の存在に気づいた時に、ぱっと表情が切り替わって、「あー」っていうどこか安心したような表情を見せてくれたことが印象に残っています。

握手会に慣れてしまうとそれが当り前のように思ってしまうのですが、よく考えればメンバーの皆さんは1回の握手会で何百人の人と接するわけです。その1人1人に合わせて、しかも10秒にも満たない時間で頭を切り替えながら対応するというのは相当大変だと思います。広島の16人レーンで次から次にメンバーが代わってそれぞれと会話をするという経験をさせて頂きましたが、途中から頭がついていかず目が回るような思いをしました。メンバーはあれを1日中しているわけで、立ちっぱなしであれをやるのは傍目に見る以上に過酷だと思います。それでも当日のブログやGoogle+には「握手会楽しかった」と多くのメンバーが綴っているのを見て偉いなといつも思います。握手会は週末に行われることが多く、学生のメンバーにとっては貴重な休日でしょうが、それでも労を厭わず握手会に参加してくれるのはファンとして嬉しい限りです。
だからこそ上にも書いたように、ファンの側としてもその労に報いるべきだと考えます。別に堅苦しいことをいうつもりはないですが、お互い気持ちよく握手ができるようにすること、メンバーが傷つくような言動は避けること、あるていど一般常識があれば何ら難しいことではないです。残念ながらそれすらできない人もいますが。よくメンバーに対し「神対応」「塩対応」というレッテルを張り序列までつけてる人がいますが、あれこそまったく失礼な話で、自分が逆の立場だったらそんなことをされるのは嫌だと思います。

自分は歳も歳だし、中高生、大学生くらいの世代とはメンバーに対する見方が少し違うように自覚していて、疑似恋愛の対象としてではなく、娘、もしくは姪っ子、親戚の子のような感覚で接しています。AKB48のファンになる入口は選抜メンバーだったのですが、劇場公演をDMMなどで見るようになり、年に数回の公演や握手会を通じてメンバーの人柄に触れるにつれ、やはり情がわくもので段々と研究生に注目するようになりました。本格的にファンになった時期が12期がデビューした頃と重なるのでそれ以降に入って来たメンバーには特に思い入れがあります。入ったころはまともに踊れず、MCもたどたどしかった子が数ヶ月もすると別人のように立派になっている姿を見て、その成長度合いと変わっていく過程を見ることが今は何よりも楽しみです。今のチーム4、研究生の子たちをを見ていて感じるのはとにかく向上心があること、問題意識をしっかり持っていて改善しようという意欲があること、そして「いい公演をつくりたい」という気持ちが前面に伝わってくることが素晴らしいと思っています。今年の東京ドームでの昇格発表に対して「まだ早いのでは」という懐疑的な意見もありましたが、自分の中では「全員昇格(よく考えればこれまでで過去最多の同時昇格でしたが」当然の結果であり、疑念の余地はありませんでした。13期生はセレクションとかいろいろあったのを見て来たので、彼女たちの昇格は特に嬉しかったです。

握手会であれ、劇場公演であれ、彼女たちが見せるのは「アイドル」としての姿です。素の表情というか普段の姿をファンはなかなか見られないです。
マブリットキバさんのGoogle+の投稿を見て頂きたいのですが、先週横浜で行われた握手会の時の様子が書かれています。
https://plus.google.com/102177105988330197362/posts/KndYpFrFac3
https://plus.google.com/u/0/102177105988330197362/posts/X5ovumVQ771

これを読んで素直に感動しましたし、彼女たちの優しさ、感受性の豊かさや、周りの人たちに対する態度など感心させられる部分が多かったです。これはファンが立ち入れないバックヤードでの出来事であり、だからこそより「アイドル」というよりも素に近い彼女たちの人となりが表れているので、本当にいい子たちだなって思いました。彼女たちと握手をしたのはこの次の日でしたが、確かにみんな心の込もったいい対応でした。アイドルとしてファンを大事にするのは大事ですが、こういう外からは見えない部分、裏方のスタッフやそれ以外の人たちに対しても丁寧に接することも同じくらい大事だと考えます。彼女たちに言いたいのは今のその気持ちをどうか忘れないでいて欲しい、それだけです。

メンバーは頑張っていても肝心のファンの方がついていけていないなあって思うことがあります。
握手会にいくたびに気になるのマナーの問題。
先日行った広島でゴミのポイ捨て、たばこのポイ捨てはやはりありました。

入場前の並んでいる時のことですが、前日から少し喉が風邪っぽくて念のためにマスクをしていたのですが、手持ち無沙汰になった人が周りに人がいる中でたばこを吸い出しました。煙は風で飛んでくるし、思わず咳き込みそうになるし、さすがにちょっとむっとしました。しかも吸い殻はその場に捨ててるし、もう何だろうなあって入場する前からちょっと嫌な思いをしました。
自主的に美化活動をされている方もいて、悪いことをするのはごく一部の方ですが、ゴミの問題にせよなかなかなくならないですね。

「自分が◯◯のファンだから」と自覚するのはもちろん誰でもあると思います。誰もがそのメンバーの一番のファンでありたいと思うというのは自然な感情ですし、だからこそ「認知されたい」と毎回握手会に通っているわけで。ただそれも度が過ぎるとちょっと眉をひそめたくなるような展開になりかねません。個人的にいわゆるTO(トップオタ)と呼ばれるような人は苦手で、またTO気取りの人も「ちょっとね・・・」と敬遠したくなります。握手券の枚数を自慢するのも、いろんな事情で1、2枚しか買えない人から見れば不愉快で、枚数が多いから偉いわけでもなく、枚数が少ないからメンバーに対する愛情が足りないという考えは危険だと思います。全国握手会では握手券1枚で来ている人が多くいます。実際に見かけた光景ですが、なけなしの1枚を手に握りしめている小さな子たちにとっては、その1枚の重みというのはものすごく大きいだろうなあって、愛情の強さは数の問題で計れるものではないのになあっていつも思っています。

本来ファンは平等であるべきだし、その中で序列をつけることが正しいこととは思いません。生誕委員だったり、ファン同士のグループ内では便宜上リーダーとなるべき人、管理人がいます。ですが、さも特権階級のように他のファンを見下すことはあってはならないし、そういう人を持ち上げる人も問題があります。生誕委員というものに関わったことがないので間違った認識かもしれないのですが、きちんと運営されてるところもありますし、一部の特定の人たちのサロンのようなものになっているところもあります。生誕委員制度自体は悪くはないと思いますが、注意しないと排他的な側面が強く出てしまい、新規の人が入りにくい雰囲気が出てしまいます。ファンの数は限られており、総選挙などを考えるとどのメンバーも新規のファンは欲しいというのが本音だと思います。

握手会で「今日は初めましての人が多かった」というメンバーの投稿を見てそのように感じました。メディアにたくさん出るメンバーはまだしも、劇場が活動が主体のメンバーにとっていかに新規ファンを増やしていくのか、メンバー自身はもちろんのことその周りにいる既存のファンも大事だというのが自分の考えです。ファンはメンバーを写す鏡であり、メンバーを応援する以上そのメンバーの名誉を傷つけることだけはしてはいけなくて、自分の行動一つでメンバーにも影響が出るということを頭の片隅にでもいいので置いておくというのが持論です。ネット上にはいろんな情報が溢れていて、その中には目を覆いたくなるものもあります。顔が見えないネットであるからこそ慎重になるべきなのですが、最近のニュースなどを見ているとより先鋭化していて、他社への攻撃性が強くなっている感があります。見えていないという安心感からでしょうか、ある意味その人の本性が出てしまうのがtwitterやFacebook、mixiなどのSNSの怖さでもあります。

自分もこういうブログを書く立場である以上、自分の発言には十分気を付けているつもりですが、それでも不適切な内容をあげてしまうことがあるかもしれません。慎重に、慎重にと心がけて皆さんが見て納得していただけるようにこれからも努力したいものです。

いろいろ書いていたら長くなってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。