しんよ、ぼくをなめるんじゃないぞ というお話ではなく、予想通り、しんの方が
肝が据わっていたお話のはじまりぃ~です。今日の登場犬(人)物のご紹介
一昨日は、舞鶴のちゃった祭りでした。「ちゃった」というのは、舞鶴の方言でして、
「何々しちゃったぁ~」などと、語尾によく使われます。その祭りの夜のハイライトが
スターマインや市民から一口千円の募金などで打ち上げられる花火5000発です。
「まい花火」とも呼ばれ、花火を打ち上げる前に、協賛社や募金者の名前などが披露
されます。去年は、4万5000人の来場客があったそうです。
平和、震災に遭われた人々へ、時には、恋人や家族に向けてのメッセージがこの日の
夜空に大輪の花を咲かせます。
場所が前島埠頭なので、海面にも花火の輝きが映し出され、ゆらゆら揺れながら お船
から優雅に眺めることも出来、舞鶴には欠かせない大イベントです。
わが家は、毎年、主人の母の家から、この花火を堪能しています。犬は、大きな音が
苦手だとは聞いてはいたのですが、以前のブログ「おじいちゃんに捧ぐ」にも書きま
したが、ある程度の音に慣らされちゃってるので、 (ぉぉー。ここでも舞鶴弁でちゃってを
使いましたね。) あらしやしんも連れて行くことにしました。
デジカメでなく、携帯なので、しょぼい花火の映像となりましたが、ここは、花火の映像から
始めることにしましょう
ひゅぅーーーーー どっかぁ~ん
本当にしょぼい画像です。が、しかし、花火の映像は、実は、この二枚のみ。
あらしが、あらしがぁ~、パニクっちゃいましたぁ~ なんと、一発目で、ほら
あの「海の思い出」で書いた時と同じ、大波を見た途端に暴れまくったように、リードが
引きちぎれんばかしです。特に、今日は、人混みに出かけるので、念のためにチェーン
カラーをしていたので、鎖が首に巻きついて、「ぜいぜい、はぁはぁ」状態で苦しそう
です。写真を撮るどころではなくなりました。
あらしは、首に巻きつくチェーンカラーをものともせず、慌てて、おばあちゃんの家へ
駆け込みました。もちろん、主人もしんも後へついてのご帰還です。柴犬あらしは
逃走犬であったはずですが、逃走撲滅作戦を以前にあらしに実行してたからでしょうか、
他所へ逃げるのではなく、「お家が安全だよ」と固く信じて、まっしぐらです。
「フムフム、撲滅作戦もまんざらじゃないんだァ」と 妙にうれしくはなってきましたが、
今はそんなのんびりとしてる場合じゃないみたいです。
おばあちゃんの家に無事、逃れられても、あらしの恐怖感は、あの「どっかぁん音」が、
続く限り払拭できません。
で、あらしが、次にした行動は、家族みんなの目が点になりました。
「えっ 」
「うっそぉーーーーー」
お家の中に入っても、、怖さで小さくなっているあらしに 「大丈夫よ」 と優しく
抱きかかえてあげたにもかかわらず、あらしは、私の腕からするりと抜けると、
主人を捜し始めたのです。
隣の台所で、サイダーを飲んでいる主人を発見すると、「ワン」と一鳴き。
「どうしたんや」と、主人が、呼ばれて椅子に座った途端に、膝の上にジャンプして
ちゃっかり、お座りしちゃいました。じつに、主人の膝の上にあらしが座ったのは
未だかつて見たことがありませんでした。
その時の主人の顔ったらありません。( ̄▽+ ̄*) いつも、あらしには、妻が
一番だと諦めていた主人だっただけに、実は、あらしが主人っ子だったということが
証明されたのですから。
まるで、阪神の逆転劇でも見た後のような主人の悦に入ったにんまり顔に、
「して、やられたりぃー」と私は、見事に撃沈です。
まだまだ、花火の音が鳴り響きます。尻尾をだらりんと下げて、小型犬のように
お膝に座ってる姿は、柴犬らしからぬ姿ではありますが、なんだか、笑いが込み上げて
「あらしらしい」と、皆で花火鑑賞も忘れて、大笑いでした。
あらしにいちゃん、大丈夫? 父さんの傍なら我慢できるぞ。 ぼく、平気だけどなぁ~
ところが、おばあちゃんの家の三階で花火を見たいという来客があり、主人は、応対に
そちらへいくことになりました。さあ、あらしの気持ちは、頼りになる主人の不在に、また
また、パニックです。
父さんがいなくなっちゃったぁ。どこに隠れたらいいんだぁお兄ちゃん、大丈夫
むつむっむっ やっと落ち着ける場所をゲットしたぞー
眉間に深く皺をよせ、目の前にいる私の存在をも忘れ、あらしは、どこに隠れたら一番
安心できるか、捜しまわって見つけた、あらしの隠れ家は、テーブル下にあった、
おばあちゃん手作りの椅子の上。
しんは、あらしの様子を一部始終見て、何を思ったことだろう。
そして、わたしはというと、あれだけアジリティの訓練を一緒に励んできた戦友に
裏切られたという苦々しい気持ちと、未だ、気に入らないと言っては、あらしに
甘噛みされてる主人を一番の心の友と考えているあらしの気持ちの不思議さとが
入り混じって、一気に今日のブログ作りとなりました。
教訓そのⅠ
柴犬とは、噛んだからと言って、嫌いで噛んでいるわけではないということに
気づかされた出来事でした。
まだ、愛犬に噛まれている方、自信をもって、主人のように愛情を注いであげて
くださいないつかは、必ず、あなたの愛失くしては生きてはいけないワンちゃんに
育っていくことでしょう。
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