先日書いた

映画【オットーという男】がとても良かったので




オリジナルの

スウェーデン版も見たくなって

映画【幸せなひとりぼっち】も見ました





こちらも、とても良かったです

最後は涙がポロポロと溢れました


アカデミーの外国語映画賞にノミネートされた映画です

スウェーデンでも大ヒットしたそうです


こちらを見ると

アメリカ版は、アメリカ映画的な伏線回収とか

味付けが加わりつつ

スウェーデン版の元の映画をリスペクトしたもののように感じました


スウェーデン版は偏屈な不機嫌おじさんの名前はオーヴェ

(アメリカ版はオットー)

お向かいに引っ越してくるのはイラン人の移民家族

(アメリカ版はメキシコ出身の家族)


オーヴェは59歳(70歳くらいに見えちゃうんですが)

生きる全てだった妻に先立たれ

仕事もリストラされて、生きる希望を失っています

日課である町内の見回りをしては

規則違反に苛立ち、猫にも八つ当たり

不機嫌極まりないです

不機嫌さで言ったら、トムハンクスのオットーを上回っているかも?

(まあ、どっちもどっちか?とにかく仏頂面で

イライラしています)


そんなオーヴェの向かいに

イラン人の移民一家が引っ越してきます

3人目を妊娠中のパルバネ


オーヴェの不機嫌さもなんのそので頼み事をして

オーヴェと交流を深めます


スウェーデン版の方が

オーヴェの幼い頃の父との思い出や

先立たれた妻との出会い

妻のために奔走する姿などのエピソードが

丁寧に描かれていて

オーヴェの性格や人柄、車好きになったきっかけなど

どこから来ているのかがわかります


そして奥さん役の女優さん(イーダ・エングボル)が

ハッとするほどに美しいんです

彼女との回想シーンは目が釘付けになってしまいました


後半に

本来のオーヴェに戻っていくエピソードがあって

オーヴェの目が、穏やかな優しい目になっていくの

俳優さんの名演だと思いました

そんなオーヴェの目を見ていたら、泣けてきちゃいます


【幸せなひとりぼっち】という邦題は

もっといい邦題があったのでは?とも思いますが


【オットーという男】同様に【幸せなひとりぼっち】も

すごく良かったです


お勧めです



娘が旅先から送ってきてくれた夕景




皆さま優しい時間をお過ごしくださいね



またね