4月29日


北上市和賀仙人の辺りで和賀川と合流する北本内川の、ずっと上流の支流・小又川の更に上流に滝ヤ沢という沢があります。

ここには魚止滝があるらしいのですが、誰も行ってないのか全く情報がありません。


滝ヤ沢というステキな名前キラキラ ですが


北本内川からだと遠すぎます。ここの林道は地盤が緩く崩落も多いため入口で通行止めにされている事が多いです。
(北本内川林道入口から小又川林道に分岐して滝ヤ沢まで悪路で片道約20km弱あるためキツイ)

滝ヤ沢へ行くなら西和賀町(旧 沢内村)和佐内からのアクセスの方が断然近いのです。

未舗装になって少し走った所に車を停めて歩きました。



途中に出会ったモンスター

ナニコレ驚き


朽木モンスターの下の水溜りにクロサンショウウオ(たぶん)の卵がありました。



エンレイソウ

分岐まできました

ここです
因みにここまでの道で地形図に無い枝道分岐がたくさんありますが、山に慣れている人なら正解っぽい方に行けば正解。

分岐を曲がった所から川を離れ始めます。

西和賀町と北上市の境界は名も無い峠なのですが、そこまでずっと登り勾配でした。なかなかシンドイネガティブ

峠には標識も何もありません。知らなければ境界とは分からないのでは?
ここを越えればすぐ滝ヤ沢の上流ですニコニコ
地形図には沢の線が途中までしか描かれてないのですが実際もっと長いです

峠を越えた先50m弱でまた分岐ですが、ここは和佐内線、小又線、湯之沢線の交差点です。
林道のメインルートは和佐内−小又−北本内となります。
湯之沢線は使われてなさそう真顔


滝ヤ沢に沿って下流側へ進み、葡萄沢と合流する付近の葡萄沢橋まで探索しました。おそらくここまで来る途中の西側から合流する沢か、もしくは葡萄沢と合流した所から小又川になるのではないでしょうか。


では滝ヤ沢沿いの林道を歩いてきて見つけた滝へ寄りながら戻りましょう電球

一つ目
西側から沢が合流する近辺に林道からはっきり見える滝があります

上から見るとそこそこ大きそうに見えますが


下から見ると上部が引っ込んでいてそれほど大きくは見えませんでした。
滝ヤ沢では唯一、林道からはっきり見えますが、魚止滝という名は釣り師が便宜上名付けるものだと思っていますので、林道から見えるからといって名付けられるものでもないはず。
角度も緩めで、はたして魚止めになるのか疑問


二つ目
林道から沢までの高低差が結構あるので、少し手前の緩い傾斜の支流の沢を下って滝ヤ沢へ降り、約300m弱遡行して

この沢最大の滝があります爆笑




この滝が魚止滝なのではないかと思いますニヤリ
林道からはこの上の落石が多くある所から沢を覗き込めば見えますが、気にしなければ分からないかと。


三つ目
木の枝などに掴まりながら斜面を降りました

太くて立派なコゴミ(クサソテツの若芽)がたくさんよだれ
ニオイやクセがなく食べやすいので、山菜がちょっと苦手な嫁でも食べられるやつです。だけど今日は採らなくていいかな(笑)


小さいながらも確りと深い滝つぼを持っていて、放り投げられるように流れている滝なので魚が登るのはきびしそう?かな?
魚止滝の第二候補にしておきましょうか…

これより上流は落差もない水量も少ない小さな沢になります。



ということでこの沢最大の落差を誇る二つ目の滝を魚止滝という事にしました。
(知ってる方、間違いなら教えて下さい)

魚止滝 (仮)


歩き往復約16kmの滝探しでした。