4月13日


また遠野にきました。


薬師岳の馬留登山口から

橋は定期的に新しくなっているようですが少し流されてズレてます。

この橋は…倒れてて渡れない(笑)
右を見ると

太い倒木かと思ったら、手すり代わりのロープを渡してあるのでこの一本の木を橋代わりにしているようです。
前からこんなだったっけ??

渡りました。
きちんと固定しているわけではないので多少グラついて危なっかしい驚き

最後の橋は流されかけてサーキットのコーナーバンクのようになってました

そしてズレているので最後落ちてて渡りきれないのです(笑) まあ余程離れているわけではないのでギリ大丈夫…かな?
因みに沢靴履いて来てるので橋なんか使わなくても良いのですが爆笑



又一の滝
春先の増水時期なので二条に流れています。

「 紀州那智の滝は海内一と称されるが、これも亦(海内)一の滝である 」
(海内:かいだい = 国内)

薬師岳は遠野から霊峰 早池峰山へ登る際に通る山であり、
修験者宝明院宥永が始めて路を踏み開いたので宥永滝と称されたが、その後諸国遍路の六部が立ち寄って、これもまた一の滝であると嘆賞したことから又一の滝と称されるようになった

※六部とは巡礼僧のこと



滝下からでは上部が見えないのですが長いナメが続いています。

デスウォータースライダー煽り

左岸斜面を登る登山道の途中からカメラ
このまま少し登ると分岐

又一の滝の上流を渡って薬師岳山頂を通り早池峰山へ向かうルートと、横通りという薬師岳の東側中腹を迂回して行くルートがあり、どちらも薬師岳と早池峰山の間の小田越という所で合流します。

横通りコースの途中に不動の滝入口の小さい看板があるのですが、入った先にはこれが本当に不動の滝なのか?というものがあるだけ

(2017年撮影)

『薬師岳の中腹にある又一の滝は、高さ20m幅5mの滝で、その上には巨大な一枚岩の平らな川床が長く続いている。また、その上流にある薬師堂の下手に不動の滝がある。不動の滝の滝つぼには、慈覚大師が不動三尊に見立てて置いたといわれる石がある』

不動堂があるのは横通りなので又一の上流ではなく別の沢なのですが、たしかに不動堂まで行く手前に不動の滝入口の看板とその奥に小滝があります。(上の写真)


今回は上記文章の「上流」をそのままとって、分岐から薬師岳の方へ登り、又一の滝上流の徒渉地点から沢を遡上します。

又一は魚止めになっていないのか!?
そこそこの大きさの魚影びっくり


しばらく沢を登って大きな滝を見つけました。

薬師不動の滝
遠野の不思議や遠野物語に関連する事などをブログに書いている方がいて、この滝を薬師不動の滝として載せていました。

階段のような…雛壇のような…

滝前には倒木が一本あるのでこれを利用してみました

倒木を三脚の間に挟んでカメラ



苔の生えた白い岩が三つ並んでいて、これが慈覚大師が置いた石なのかな?とか思ったり…
石というにはデカいけど(笑)

滝の横に立ってツーショットグッ

実際の所この滝が不動の滝なのかは不明ですが、これが不動の滝だと言われても十分納得できる風格のある滝だと思います。
新緑時期以降木々が生い茂るともっと神秘的な雰囲気になりそうな気もします。



〜帰りの寄り道〜
薬師岳の麓に蛇滝沢という沢があり、沢沿いに狭い舗装の林道が通っています。

橋の下に流れる

蛇滝

林道を少し上流へ行って

大滝

蛇の眼