NATOのリビア侵略戦争に挫折の転機か EUは解体的再編へ | 危機と活路

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NATOのリビア侵略戦争に挫折の転機か EUは解体的再編へ
2011.9.22      
  リビアでは、戦局の転換となりうるような逆転の出来事が起った。カダフィー政府軍が維持しているのは、シルト、サブハ、ベニ・バリド、タルフーナの4都市で、NATO軍作成の占領作戦に従ったカダフィーの故郷シルト市へのNATO軍の爆撃と、NATO軍指揮下での反乱軍の総攻撃が撃退されたことは、NATO指導部にとって打撃だった。
  シルト占領作戦ではNATO空軍が繰り返し執拗に空爆を行ったあと、反乱軍が総攻撃を起こして市内へ突入したが、反撃を喰らって双方で約3000人が死亡し多数の負傷者を出した。シルト防衛は成功して、反乱軍は撤退を余儀なくされた。カダフィー政府軍は、武器・弾薬を向こう数ヵ月間保有している。シルト防衛の成功で、これが今後の戦局に大きな戦略ファクターになっている。
  NATO軍と反乱軍のシルト攻撃の挫折は、戦局全般の 転換点になりうると、Newsland.ruが報じたほどだ。
  この戦闘の最中に、NATO加盟国のトルコ軍の空軍機は、シルト市に空港がないので、食料その他の人道支援物資を約30トンもパラシュートで投下して市民を援けた。ドイツとトルコは、国連安保理決議が決定したリビア市民の援助に限定した空軍の軍事行動を上回る軍事行動に反対だからだ。NATO軍の全加盟国コンセンサスによる軍事行動原則は破綻した。
  首都トリポリの大部分を占領したのは主として、4ヵ月間入念に作戦準備した英国特命部隊と傭兵らだった。これで英軍は近年アフガンとイラクで打ち砕かれた自信を取り戻したそうだ。彼らはシリアとイランで新たな大変動のドミノを起こすと、公然と語っている。それが、シルトで壁に突き当たって退却したのだから、英仏軍のショックは大きい。
  英The Sunday Telegraph紙の報道によれば、英軍と英対外諜報機関MI6は、トリポリ占領作戦を「ルサカ(水の精)の夜明け」の暗号名で策定、リビア西部のトリポリその他の都市の反乱者ら、欧州在住者らから秘密裏に傭兵を募集して、英特命部隊とMI6、仏軍、カタール王国軍、イスラム諸国軍の教官らがベンガジの特殊キャンプで彼らを訓練した。何トンもの武器・弾薬・通信機がトリポリ市内に持ち込まれ、秘密の倉庫に隠された。英SASとMI6の専門家らがトリポリ占領計画を「援助」した。つまり実際の主役は彼らだ。
8月中旬に訓練された反乱者ら200人が海路で漁民の姿でトリポリへ投入された。そこで彼らは居眠り戦闘員を集めた。首都近くの諸都市へも同様に戦闘グループを送り込んだ。8月20日夜に戦闘グループは行動開始命令を受けた。カタールの衛星中継で全国放送した暫定国民評議会のジャリル会長の現地20時のTV演説の中の文言が反乱武装決起の合図になった。要するに、トリポリ占領作戦は英軍侵略作戦だった。英国は、第1級の高品質のリビア石油とガスの略奪が目当てだ。
  ところが他方、EUではギリシャ、ポルトガル、スペインが経済危機深刻化状態で、さらに今度はイタリアが、財政赤字の解決不能と、60億ユーロの国家経費削減不能で危機にある。格付け会社S&P社がイタリアの格付けをA+からAに2011.9.20に落とした。イタリアを支援する金は、ギリシャ支援のあと何処にもなく危機だ。ポルトガル、スペイン、ギリシャ、キプロス、マルタ、ブルガリア等がユーロ圏に留まれなくて脱退する見通しだ。ベルギーも財政悪化で危ない。EUに留まるのは独、仏、オランダ、ルクセンブルグ、デンマーク、オーストリアで、多分フィンランドもだと見られている。EUは解体的再編に向かっている。邪悪なEUは解体すべきだ。
  米国もデフォルトの先送りでペーパードルを大増刷したが、ドル減価で危機が進行中で、5ヵ国:アフガン・イラク・リビア・イエーメン・パキスタン侵略の財政的重荷で経済破綻が深刻化し続けており、デフォルト危機再来が不可避で、USA解体へ向かっている。
  そこへ、宇宙情報によれば、米国東部巨大地震・NY近い老朽原発Indian Pointの爆発・ロックフェラーの拠点NYCの沈没・FL半島の沈没・米ドルと株式市場の崩壊・諸州の連邦脱退・USA消滅に至る。ロスチャイルドの拠点英ブリテン島も巨大地震と共に沈没する。仏南部、イタリア、ギリシャも地中海沿岸の巨大地震で沈没する。59基の仏原発中の多くが爆発する。
  銀河系の端の辺境にある地球は、古来「流刑惑星」「太陽系の動物園」「悪の惑星」「悲哀の惑星」と呼ばれて有名だ。大掃除が日本から始まって、目下米国で放射線破局で進展中だ(別記事参照)。
http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/84.html

中東での米MD計画は破綻した
トルコ:自国配備予定米レーダー情報のイスラエル伝達を拒否・パレスチナへ財政支援を約束・国連加盟を支持、米イは孤立
2011.9.22
  トルコのマラチア州に配備予定の米レーダー・システムが集める全情報は、イスラエルには伝達しないとトルコ外相が言明した結果、米MDシステム全体が破壊されるとして、米諜報機関長ジェイムス・クラッパーが9.18に急遽アンカラを訪問した。トルコ側は強硬で、クラッパーはレーダーのトルコ配備を止めると言明した。MDは、弾道ミサイルによる先制攻撃後に敵の反撃ミサイルを打ち落とす、先制攻撃軍備の一環だから、トルコの反対で米帝が配備を断念するのは、中東戦争と第3次大戦の防止に良いことだ。
  クラッパーは、イスラエルとキプロスによる石油・ガス試掘に対するトルコの強硬な反対・威嚇と関連して緊張が高まっている東地中海で、トルコとイスラエル、キプロス、ギリシャ間に起りうる海軍・空軍の軍事紛争を防止するためと言って、イスラエルの利益代弁者オバマ政権の最終警告をトルコに伝えた。米ノーブル・エナジー社は9.19にトルコ沖のキプロス島で、トルコの反対に逆らってガス井でボーリングを始めた。
  パレスチナのアッバス議長は、トルコの支持で国連加盟推進のためNYに向かった。米諜報情報によれば、アッバスはトルコのエルドハン首相と9.12にキプロスで秘密会談したが、トルコはパレスチナに資金援助を表明しているので、米国とイスラエルが金融支援を削減しても埋め合わせ出来るから、アッバスはパレスチナの国連加盟断念・イスラエルとの妥協交渉に関する米国の圧力に抗して、国連加盟運動で強硬になっているという。

アンカラは、イスラエルの軍艦を12カイリの領海内に封鎖して、寄港する全艦艇の武器を無害化するようにとのトルコ艦隊への新厳命文書の情報をリークした。gidepark.ruが伝えた。米・イ同盟は益々不利になっている。米オバマ政権はパレスチナの国連加盟に拒否権を行使すると発表したが、国連総会では横暴は通らない。         

大地震+大津波+原発爆発の意味に気づいて 新たな行動を起こせ
2011.9.21
常識人の理解を超えた出来事が続いている。宇宙情報によれば、東日本大地震+大津波と人災福島原発-1爆発は、創造主らによる地球大掃除の始まりだった。それは、邪悪な社会体制を廃止して万事無償奉仕の新社会へ移行せよとの天命のアポカリプス(啓示)だった。
次に起った大掃除は、米国人口の3/4が住んでる広域の老朽48原発での許容上限750倍前後のトリチウム放射線破局と、ネブラスカのミズーリ川大氾濫、浸水した2原発での放射性Csの流出・非常事態宣言・避難命令による大量避難中という米国史上前代未聞の事件だ。オバマとマスゴミは情報隠蔽・報道中止で、Inrternet Explorerは7月からブログや投稿の核破局記事を全部削除している。検索してみよ。反省しない米国はナチ化した。
  日本人も反省しなかった。被災地では野田政権が、崇高な無償奉仕の精神によるボランティアを利用しながら、拝金主義による旧体制の復旧を試みている。被災者らも、愚かにも旧体制の復旧を催促している。そこで今度は、台風15号の大規模災害が発生、名古屋市では123万人に避難命令と勧告を出している。日本人の暗愚と想念の惰性的な邪悪さが破滅をもたらしつつある。
  フランス南部のMOX燃料製造工場では放射性廃棄物溶融炉で爆発が起った。それは地中海沿岸での大地震・仏南部の沈没と原発59基中の多数の爆発・イタリア、ギリシャの沈没の前兆と警告だった。次は米国東部大地震・老朽Indian Point原発爆発、NYCとFL半島の沈没だ。続いて英ブリテン島が沈没する。