助けたかった… | アニマルスマイル香川

アニマルスマイル香川

人間の身勝手で行き場をなくしてしまった動物達の終の棲家。
常時、犬約100頭、猫約100頭の子達を日々お世話しています。
飼い主から捨てられてしまった老犬達を中心に
最期まで笑顔で暮らしてくれるようにボランティアさん達で
頑張っています。

昨日、夜遅く亡くなってしまった子猫…


夜、発作が止まらなくなり
重積発作となり、緊急で病院開けてくれましたが、先生が着く寸前に
心臓が止まってしまいました。


一昨日、拾った方から
引き受けた子猫でした。


まだ小さな子猫…
500グラム。






レントゲンの結果、
脊椎の損傷は見当たらないのだけど下半身麻痺が。



尻尾の付け根あたりが
おかしい?


膀胱にはオシッコがパンパン。
小さすぎて、圧迫排尿も尿カテーテルもできず、針を刺して膀胱穿刺をしました。


小さなこの子に何が起こったのか?


最期の死因はわかりませんが、
膀胱穿刺の合併症が疑わしいと
思ってます。
今まで何匹も膀胱穿刺で子猫の
オシッコを抜いてきましたが、
リスクがあることは知っていました。
1回目の穿刺の後、次の日の穿刺の後、明らかに元気がなくなった。


元気がないなと思ったけど、
直前の晩ごはんも完食。
まさか、命に関わる事態になるなんて先生も含め考えられなかったんです。


抱っこするとゴロゴロ喉を鳴らして
可愛い子。

シエルと名付けたのに。



ステロイドを打っていれば回避できたんだろうかとか、
お腹が膨らんでいたのは腹水だったのかとか、
発作が起きた時に側にいれば、間に合ったのだろうかとか、
今更考えても仕方ないことを色々考えてしまいます。


泣きながら渡してくれた小学生ぐらいのお兄ちゃん、また会わせてあげられなくてごめんね。


そしてシエル助けてあげられなくて
ごめんね…


悲しくて悔しくて
やりきれない。