"久しぶりなんだから夕飯食べて行けばいいのに"


『ありがとうございます。
でも今日は母さんにも言ってないので帰ります。次お邪魔したときはいただきます。』


"そう?ユノくんは本当にしっかりしてるわね"


『いえ...チャンミンの方がしっかりしてます。俺なんてガサツだし』


「........」
僕の母親は昔からユノがお気に入りだ。




"いつになったらチャンミンはユノくんのお嫁さんになるのかしらね"


「はっ?!」

『なっ!.....///』


「母さん意味わかんないこと言わないでよ!」


"昔よく言ってたじゃない。
将来はユノのお嫁さんになるんだって"


「子供のときの話でしょ!!!」


"ふふ、二人とも真っ赤になっちゃって"


チラッとユノを横目で見たら真っ赤になってフリーズしちゃってる。
ユノごめん、こんな母さんで.....




『じゃ、じゃあ帰ります。
チャンミンまた明日。おやすみ...///』


「........おやすみ」


バタンッ









また明日...か。


明日からはユノが言った通り女子のことを気にせずユノと一緒にいて本当にいいのかな?
もちろんユノを信じてないわけではないけれど、正直怖い.....



それにしても今日のユノはいつも以上にカッコよかったな。
もっと俺を頼ってよ.....か///

ユノに抱きしめられた時は心臓がバクバクでユノに聞こえちゃうんじゃないかって心配した。






明日も学校なんだから眠らなきゃ!



「おやすみ...ユノ.....」
















『おはようチャンミン』

「おはよう...」


ユノは玄関の前で僕を待っていた。
僕はやっぱりちょっと躊躇しちゃって足が動かない。


『ほら遅刻するぞ早く!』


「........うん」



ユノと一緒に登校は実に1年ぶりだ。
なんだか照れくさくて僕の全身がユノのいる左側に集中してしまう。
1年前は何を話して登校してたっけ?
思い出せないや....









"よっ!ユノ、チャンミンおはよう"

『ドンヘおはよう』

「おはようございますドンヘさん」

"二人揃って登校だなんて告白が成功したのか?"ニヤニヤ 

「告白?」

『ドンヘ!!!』

"おっと悪いwまだかよ"ニヤニヤ

「告白ってユノの好きな人に?」

『いや、えっと...まぁ、な』

「変なユノ.....ユノなら大丈夫だよ」

『.....あ、りがと』


ユノなら絶対大丈夫なのに、どんな子なんだろう...ユノが告白を躊躇うなんて
そういえば今までユノと恋愛話をしたことがない。タイプも知らない、彼女いたことあるのかな?



『チャンミン、今日の放課後は劇の練習な!』

「うん...もう時間ないから頑張らないとだね」





まぁ、これからまた少しずつユノを知っていけばいっか。






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