日経平均一時900円超下落も、実質的には上昇で終わる

今日は「日経平均一時900円超下落も、実質的には上昇で終わる」というお題で書きたいと思います。

昨日は、メールマガジン臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】 2024年5月30日を配信しました。

もし、メールマガジンにご興味がありましたら、ご購読いただきますようお願い申し上げます。

さて、昨日の日経平均は502円安と3日続落し、終値は3万8054円になりました。TOPIXは15.42ポイント安と続落し、2727.20ポイントとなりました。

昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが982銘柄、値下がりが615銘柄、変わらずが49銘柄でした。

昨日の日経平均は寄り付きから下落し始め、午前10時ぐらいに最安値の3万7610円(939円安)まで下落しました。そして、その後、徐々に値を戻し、502円安で終わりました。

一昨日は午前10時ぐらいまでは、大幅に上昇して調子が良かったのですけど、上げ幅を縮小し、マイナスに沈んでしまいました。一昨日と昨日は、全く真逆の動きだったということですね。

ただ、昨日は日経平均もTOPIXも大幅に下落したのですが、個人投資家の主戦場であるTOPIX小型株は+0.33%と上昇したこと、さらに、東証プライム市場の値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回ったことから、実質的には上昇で終わりました。

そして、昨日も、一昨日と同様に買われていた銘柄に利食い売りが出たのですが、昨日は、今期見通しが好調であるにもかかわらず売られていた銘柄に、幅広く買いが入ったようです。

大きく値を上げていた銘柄を売って、割安で放置されている銘柄を買う動きが出始めているので、良い兆候ではないかと思います。

ところで、最近の相場は、長期金利上昇を嫌気しているとの話があるのですが、長期金利が上昇傾向なのは、今に始まった話ではないので、単なる「気迷い相場」だと思いますよ。

また、日本の長期金利が1.1％になったことが報じられているのですが、そもそも、YCC撤廃を発表したら、こうなるのはミエミエですからね。

また、日本株は3月期決算企業の決算発表が終わってから、次の第1四半期決算の発表が始まる7月下旬までは、現在のような方向感がない相場が続くものなのです。

よって、しばらくの間は、レンジで推移するような感じだと思います。

結局、今の相場は、大きな材料もないので、買っていいのか、売っていいのか、市場参加者が迷っている状況だと思います。

そして、今日の夜9:30に、米PCEデフレーターの発表があるのですが、市場は、前年同月比の伸びは前月並み、前月比も+0.3％と見ているそうです。

もし、市場予想を上回る数値が発表された場合は、FRBによる利上げ観測も浮上する可能性があるので注意が必要だと思います。

もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。

バナー、またはリンクをクリックしていただけると幸いです。

発行　毎週日曜日（第５週を除く)

　　　不定期で銘柄情報を発行

料金　1056円/月

2024年05月配信済みメールマガジン