今日は「米CPIは市場予想通り。利下げ期待再燃で米株式市場は上昇して始まる」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は29円高と小幅に続伸し、終値は3万8385円になりました。また、TOPIXは0.07ポイント安と小幅に反落し、2730.88ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが482銘柄、値下がりが1140銘柄、変わらずが57銘柄でした。
やはり、米CPI発表を前に上値が重いですね。
そして、昨日は、東証プライム市場の値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回り、全く冴えない展開だったと思います。
実は、昨日は久しぶりに買える銘柄がありませんでした。
私は順張りなので、私が買えるものがないということは、株価の伸びが冴えない展開だったことを意味しているのですよ。
今、3月期決算企業の発表が、ほぼ終わったのですが、日経平均のEPS(1株当たり利益)が冴えないのですよね。
これは、今期見通しを保守的に見積る企業が多いからなのですが、日経新聞電子版に「25年3月期は4%減益予想 中国・欧州減速警戒」という見出しがあることから、しばらくの間は、株価が低迷する可能性が高いと思います。
よって、第1四半期決算が始まる7月下旬までは様子見姿勢が強く、冴えない展開になると思います。
最後に、昨日の夜9:30に、4月分の米CPI(消費者物価指数)の発表があり、総合指数とコア指数の前年比は市場予想通りでした。なお、総合指数とコア指数の前月比は市場予想を下回りました。
4月米CPI 総合(前年比)
結果:+3.4%
予想:+3.4%
前回発表値 +3.5%
4月米CPI 総合(前月比)
結果:+0.3%
予想:+0.4%
前回発表値 +0.4%
4月米CPI コア指数(前年比)
結果:+3.6%
予想:+3.6%
前回発表値 +3.8%
4月米CPIコア指数(前月比)
結果:+0.3%
予想:+0.4%
前回発表値 +0.4%
この結果を受けて、米国債10年物利回りが下落し、ドル円が90銭ほど円高に振れましたが、元に戻りました。
財務省は、ここで、為替介入して、円安に戻るところを叩きたいところなので、今日の朝方に為替介入あるかも?
また、同時に発表された米小売売上高は、自動車を除く値が市場予想通り、自動車を含めた値が市場予想を下回りました。
米国の小売売上高が良い結果でなかったことから、年内の米国の利下げ期待が再燃し、米株式市場は上昇して始まりました。
とりあえず、最悪の事態は避けられたので、一安心ということですね。
もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。
バナー、またはリンクをクリックしていただけると幸いです。
2024年05月配信済みメールマガジン
- 2024/05/14
- 臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2024年5月14日
- 2024/05/13
- 臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2024年5月13日
- 2024/05/12
- 【先週末に買ったお勧め銘柄】
- 2024/05/09
- 臨時増刊号【反発狙いで買った銘柄】2024年5月9日
- 2024/05/08
- 臨時増刊号【反発狙いで買った銘柄】2024年5月8日
- 2024/05/07
- 臨時増刊号【反発狙いで買った銘柄】2024年5月7日
- 2024/05/05
- 【先週の木曜日に買ったお勧め銘柄】
- 2024/05/01
- 臨時増刊号【押し目を狙って買った銘柄】2024年5月1日