今日は「つらい日々が続きますが、辛抱しましょうね」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は509円安と大幅に3日続落し、終値は3万7961円になりました。また、TOPIXも33.96ポイント安と大幅に3日続落し、2663.15ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが226銘柄、値下がりが1388銘柄、変わらずが38銘柄でした。
昨日、半導体製造装置メーカーのASLMが、日本時間の午後2時に決算を発表したのですが、慎重な見通しを発表したことで、東京エレクトロン(8035)、レーザーテック(6920)、アドバンテスト(6857)等の半導体関連銘柄が売られ、日経平均は大引けにかけて下げ幅を拡大し、3万8000円を割って終わりました。
さて、昨日の日経平均は509円安と大幅に下落しましたが、一昨日に比べたら、ダメージは、あまりなかったと思います。
しかし、一昨日、昨日と、全然買えるものがない!何なん、この相場!
それに、ナンピンしようにも、ナンピンするタイミングを示すサインが出現しません!だから、ナンピンもできないのです。
私は、適当に「買値から5%下がったからナンピンする」とか、絶対にしないのですよ。
以前の記事でも書いたことですが、下降トレンドから上昇トレンドへの転換を示唆するサインが出現するまでは、ナンピンしないのです。
やり方は、メールマガジンで書いている押し目を狙って買う方法を使うだけです。
もし、適当に「買値から5%下がったからナンピンする」とか、やっていたらやめましょうね。
確かに、落ちるナイフを大底で掴んで、大幅に反発したら気持ちいいですけど、ただ、下降トレンド中の銘柄というのは、リバウンドを挟んで2段下げ、3段下げするのですよ。
以下のエリオット波動の概念図を見たらわかると思いますが、赤字の①から③の下降トレンドの波は、リバウンドしても、高値・安値を切り下げて下降していくものなのです。
ちなみに、下降トレンドから上昇トレンドに転換を示唆するサインを見て買う方法を使えば、少なくとも、やたらめったらナンピンすることはなくなるわな。
この方法は、トレンド転換を示唆するサインが出現するまではナンピンできないので、ナンピンし過ぎて余力がなくなってしまう人にお勧めです。
ところで、昨日の記事で、良いシナリオとダメなシナリオを考えたのですが、昨日の下げを見ると、ダメなシナリオになりそうな感じですね。
昨日の記事で書いた、ダメなパターンとは、リターンムーブを挟まずに、Bから、ABの値幅の1倍に当たる3万6515円まで一直線で下落するパターンです。
日経平均の日足チャート(一昨日の日経平均)
TradingView提供のチャート
そして、昨日の日経平均の日足チャートを見ると、一番意識されやすい、3/21につけた安値3万8271円を陰線の実体の半分が割っていることが確認できると思います。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
この陰線の実体の長さを見ると、「売り圧力が、めっちゃ強い!」と感じます。
この調子だと、一直線に、ネックラインのBから一番高い山の頂点Aまでの値幅に対する1倍に当たる3万6515円まで下落するかもね。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
もしかしたら、BからABの値幅の1.618倍に当たる3万5105円まで急落するかも!
ただ、以上のパターンは、一直線に下落する極端な例なのですが、テクニカル的には、下値抵抗ライン等を割った時は、その下値抵抗ライン等に戻ってくる「リターンムーブ」が発生することが多いのです。
おそらく、一旦は、ヘッドアンドショルダーズトップ(三尊天井)のネックラインまで戻る「リターンムーブ」が発生するものと思います。
また、一番意識されやすい、3/21につけた安値3万8271円を、陰線の実体の半分しか割っていないので、完全に下目線という訳ではないと思います。
よって、リターンムーブ後に、ヨコヨコで推移する、昨日の記事で書いた「良いパターン」になる可能性も、まだ、あると思います。
最後に、今後の展開について書きたいと思います。
日経平均の週足チャートを見ると、エリオット波動第3波が上値目途の近くまで上昇したので、そろそろ下落してもおかしくない状況なので、調整はやむを得ないと思います。
日経平均の週足チャート
TradingView提供のチャート
今は、以下のチャートのようにエリオット波動第4波が発生中だと思うのですが、エリオット波動第4波が下げ止まれば、おそらく、エリオット波動第5波が発生し、再度、4万円を超えて上昇して行くものと思います。
日経平均の週足チャート
TradingView提供のチャート
株式市場が落ち着くまでは、もう少し時間が必要そうですね。つらい日々が続きますが、そのうち上がるので、辛抱しましょうね。
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