今日は「ADP雇用統計市場予想を上回る。昨日の上昇で相場転換か？」というお題で書きたいと思います。
昨日はメールマガジンたメールマガジン臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】 2024年4月4日を配信しました。
以下のチャートは、今回のメールマガジンで紹介している銘柄の週足チャートなのですが、上値目途を1620円で考えています。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】 2024年4月4日で紹介している銘柄の週足チャート
TradingView提供のチャート
さて、昨日の日経平均は321円高と反発し、終値は3万9773円になりました。また、TOPIXは25.49ポイント高と反発し、2732.00ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが1010銘柄、値下がりが575銘柄、変わらずが67銘柄でした。
昨日の株式市場は、値上がり銘柄数が1000を超えたことから、機関投資家による益出し売りの下落から、徐々に相場が良くなってきたと思います。
ブレイクアウト手法を使って買えるような、買いの勢いが強いものが目につくようになってきましたからね。
ただ、最近まで機関投資家の益出し売りで相場が下落したので、どのような銘柄が買われやすいのか方向感が見えない状況です。まぁ、原油価格上昇で石油関連銘柄が上昇するのはわかるとして、原油価格上昇がネガティブインパクトになる電力株が軒並み上昇しているのは何故？
東京電力ホールディングス(9501)は、柏崎刈羽原発の稼働が期待さているようですから、上昇するのはわかるとして、他の電力会社の株が全部上がっているのは解せない。
ということで、まだまだ相場の方向性に謎なところがあるのですが、今後、どのような銘柄が買われるのか推移を見ていきたいと思います。
さらに、今晩発表される米雇用統計の結果を見ないと何とも言えませんが、以下に記述する米国景気の指標を見ると、良い方向に行く可能性が高いと思います。
まず、ドル円の状況ですが、昨晩は若干円高方向に行っていたのですが、トレンドは円安方向だと思います。
一昨日に発表された米ADP雇用統計では、民間部門の雇用者数が市場予想の14万8000人増を上回る18万4000人増となり、この結果、151.89銭までドルが買われました。
昨日のドル円は151円60銭台で推移していたので、若干円高方向に進んでいたのですが、問題は今晩発表される米雇用統計ですよ。
米ADP雇用統計の結果と今晩発表される米雇用統計の結果は連動しないことで有名？なのですが、米ADP雇用統計の結果は、米国景気が底堅いことを示していると思います。
よって、今晩発表される米雇用統計は、米国景気の底堅さを示す結果が出る可能性は高いと思います。
また、一昨日の夜に発表されたISM非製造業景況感指数は市場予想の52.8を下回る、51.4となり、2か月連続して前月の値を下回りました。そして、同時に発表された仕入れ価格指数は、前月の58.6を大きく下回る53.4となり、米国のインフレ鈍化を示す結果となりました。
ISM非製造業景況感指数は下振れしているものの好不況の分かれ目である50を超えており、米国景気の底堅さを示していると思います。また、同時に発表された仕入れ価格指数の鈍化は、インフレ率低下を示していることから、「米国景気は堅調、かつインフレ率低下」を示す良いとこ取りの結果になったと思います。
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