今日は「米長期金利上昇、円安進む。相場の反転は近そう」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は387円安と反落し、終値は3万9451円になりました。また、TOPIXは7.94ポイント安と3日続落し、2706.51ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが807銘柄、値下がりが791銘柄、変わらずが54銘柄でした。
さて、一昨日は、全然良いところがありませんでしたが、昨日は、買えるものが出てきたので、相場が良くなる兆しが見えてきたと思います。
そして、昨日の記事で、「ブレイクアウト手法で買えそうな銘柄があったのに長い上ヒゲをつけて買えなかった」と書いたのですが、昨日は、陽線の本体がズバッと抜けたので、やっと買うことができました。
以下のチャートは、昨日配信したメールマガジン臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】 2024年4月3日で紹介している銘柄のものです。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2024年4月3日
一昨日(4/2)の日足を見ると、終値で前回高値は超えているものの長い上ヒゲがついていることが確認できると思います。長い上ヒゲは買いの勢いが弱いことを示すので、下に向かう確率が高いのですよ。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】 2024年4月3日で紹介している銘柄の日足チャート
TradingView提供のチャート
そして、上のチャートを見ると、前回高値の3015円を何度も抜こうとしたものの抜け切れなかったことが確認できると思います。しかし、昨日、スッキリと前回高値の3015円を抜け切ったので買った次第です。
このように、直近高値というのは、凄く意識されやすく、上のチャートのように「上値抵抗ライン」として意識されやすくなることが多いのですよ。
また、以前の記事でも書いたことですが、上値抵抗ラインを上回ると、今度は上値抵抗ラインが下値抵抗ラインとして意識されやすくなるので、下落しても止まることが多いのです。
確かに、上のチャートのようになっても、再度、前回高値を下回ることはあるのですが、基本的に高値と安値が切り上がっていれば上昇トレンドが継続しているので、上下しながらでも上昇して行くので上昇確率は高いのですよ。
次に、昨日の相場の状況について書きたいと思います。
昨日の記事でも書いたように、3月の米ISM製造業景況感指数が好不況の分かれ目である50を上回ったことで、FRBによる6月の利下げ期待が後退し、米長期金利が上昇しました。
また、原油価格の上昇がインフレ再燃懸念を招き、そして、昨日の米国株式市場は、利下げ期待の後退と長期金利の上昇を嫌気して主要3指数全て下落しました。
ただ、昨日の日本株式市場は、値上がり・値下がりが拮抗する状況となり、少なくとも一昨日よりは状況が良くなったと思います。相場が良くなる兆しが見えてきたと思いますよ。
ところで、米国の長期金利についてですが、テクニカルで見ると、最後の頂点をつけに上昇しているように見えます。
以下のチャートは、米国債10年物利回りの月足チャートなのですが、近いうちに下降トレンド入りするものと思います。⑤のエリオット波動第5波が頂点をつけたからね。
米国債10年物利回りの月足チャート
TradingView提供のチャート
実は、米国債10年物利回りは、ほぼテクニカル通りに動いているのですよ!
以前の記事でも書いたことですが、エリオット波動第3波は、エリオット波動第1波の1.618倍まで伸びる可能性が高いのですが、以下のチャートを見ると、③のエリオット波動第3波が、①のエリオット波動第1波のほぼ1.618倍(161.8%戻し)まで伸びて、その後、下落していることが確認できると思います。
米国債10年物利回りの月足チャート
TradingView提供のチャート
そして、エリオット波動第5波は、エリオット波動第1波の1倍から1.618倍伸びるのですが、以下のチャートを見ると、⑤のエリオット波動第5波が①のエリオット波動第1波のほぼ1.618倍(161.8%戻し)まで伸びて、その後、下落していることが確認できると思います。
米国債10年物利回りの月足チャート
TradingView提供のチャート
エリオット波動恐るべし!米国債10年物利回りのチャートを見ると、ほぼ、テクニカル通りに動いている!これは、オカルトか!
そして、以下のエリオット波動の概念図を見てください。米国債10年物利回りが、エリオット波動理論通りに動くとすれば、今後は赤字の①~③の波が発生し下降トレンド入りするはずです。
エリオット波動の概念図
ということは、現時点では、米国債10年物利回りは、赤字の②の位置にあるということです。
赤字の②は下降トレンド中の上昇波なのですが、おそらく、米国債10年物利回りは最後の頂点をつけに上昇しているものと思います。
最後に、今後の見通しについて書きたいと思います。
米長期金利の動きとドル円が連動していることから、米長期金利が最後の頂点をつけに行った際に、ドル円も155円近くまで上昇し、日経平均は4万2000円に達するものと思います。
そして、先日の記事でも書いたように、財務省はトレンド転換しそうなタイミングである155円近くまで引きつけてから、為替介入を実施してくるものと思います。そして、ドル円が下降トレンド入りし、日経平均は、一旦の頂点である4万2000円から下落するものと思います。
日経平均の週足チャート
TradingView提供のチャート
ただし、日経平均は、エリオット波動第3波の頂点をつけただけなので、まだ、エリオット波動第5波が残っているので、エリオット波動第4波が底打ちした後、上昇していくものと思います。
まぁ、上がり続ける相場はないので、上のチャートのような動きになると思いますよ。
今年は、年央までは相場が良くて、年後半から来年は下落基調だと思います。稼ぐなら今がチャンス!
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