今日は「米雇用統計 ほぼ市場予想通り ひとまず反発しそう」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は45円安と反発し、終値は2万7472円となりました。
また、昨日の夜9:30に米雇用統計の結果が発表され、ほぼ市場予想通りとなりました。
米雇用統計結果
非農業部門雇用者数変化(前月比)
結果:+23.6万人
予想:+23.9万人
失業率
結果:3.5%
予想:3.6%
平均時給(前月比)
結果:+0.3%
予想:+0.3%
この結果を受けて、NYダウ先物が上昇し、そして、米国債10年物利回りが約0.1%上昇。ハイテク・グロース株主体のNASDAQ先物は、ほぼ無風(若干安くなったけど)で反応しています。
日経平均先物も上昇しているので、おそらく、週明けは上昇して始まりそうですね。
そして、次の焦点は4/13夜9:30に発表される米CPI(消費者物価指数)です。
昨日は、米雇用統計の発表待ちだったので、売りも買いも動けないと思ったのですが、やはり小動きで終わりました。
そして、一昨日も昨日も、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの38.2%押し(2万7435円)が意識されていることが確認できると思います。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
おそらく、週明け、日経平均は上昇すると思いますよ。
ただ、日経平均は、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチが意識されて動いていることから、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの23.6%押し(2万7791円)も下値目途として意識されていたと思います。
実は、今まで意識されていたラインを割ると、それが上値抵抗ラインになりやすいのですよ。
つまり、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの23.6%押し(2万7791円)が上値抵抗ラインとなる可能性が高いということです。
さらに、窓を開けて下落しているのですが、窓を埋めて上昇すると、再度、下落しやすいのですよ。
おそらく、米CPIが発表される4/13までは、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの38.2%押し(2万7435円)から、23.6%押し(2万7791円)の間で動くのではないかと思います。
ところで、昨日の記事「日経平均 今後の動きはコレだ!」で、日経平均の下値目途を分析する方法を載せたのですが、皆さんは、こういうテクニックにご興味があるのでしょうか?
普段は、定期配信日や臨時増刊号の発行日にメールマガジンの読者さんが増えるのですが、昨日、メールマガジンを発行してしないのに読者さんが結構、増えたのですよ。こんなことは滅多にない!
実は、昨日の記事「日経平均 今後の動きはコレだ!」で書いたテクニックは、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチが意識されて動いていることが分かったから、使えるテクニックなのです。
そうじゃない場合の方が多いので、その場合の方法は、メールマガジンで解説しています。
いつも書いていることですが、相場というのは様々な要因で上昇したり下落したりするのです。特に、相場の転換点になりやすいのが雇用統計やCPI、FOMCなどの重要イベントです。
これらの重要イベントを頭の中に入れておき、重要イベント直前には、大きなポジションを持たないようにするのがセオリーです。
このように相場を取り巻く環境を確認することで、事前にリスクを認識することが重要なのです。
今後の日経平均の展開ですが、もし、米CPI発表後、下値模索の展開になった場合は、ABの値幅に対するフィボナッチの61.8%押し(2万6988円)ということになります。
次に確率が高いのが、昨日の終値に近い、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの38.2%押し(2万7435円)なのですが、米CPI発表後に、相場が反発したら、ここが下値になる可能性が高いと思います。
なお、フィボナッチを使う場合は、フィボナッチエクステンションやフィボナッチリトレースメントというツールを使うのですが、メールマガジンでは、TradingViewを例に、使い方を載せています。フィボナッチに、ご興味がありましたら、メールマガジンを読んでみてくださいね。
そして、今後は、狭いレンジで相場が推移し、5/24に信用高値期日を迎える銘柄が多いことから、5/24、または5/25に向けて下落方向に向かうものと思います。
だいたい、3月期決算企業の決算発表がある時期は、ガイダンスリスクというのがあって、相場が軟調になるのですよ。だから、5/24、または5/25頃に底をつける可能性は高いと思いますよ。
皆さんも、上記のように、重要イベントを頭に入れてシナリオを立ててみてくださいね。
これ、何が言いたいかというと、こういうシナリオが「当たる、当たらない」じゃないのですよ。重要イベント後に相場が劇変するリスクがあるのだから、いつも全力投球で行ったらヤバイということです。
だから、重要イベントを頭の中に入れておき、重要イベント直前には、大きなポジションを持たないようにするのがセオリーなのです。そのために、上記のようなシナリオを立てるなどして、あらかじめリスクに対する備えをしておくべきなのです。
特に、最近の相場は、重要イベント通過後に激変するからね。
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