今日は「テクニカル分析のお勉強~『半値八掛け二割引』『フィボナッチ比率の61.8%押し』」というお題で書きたいと思います。
先日から、ビットコインの動きを、テクニカルの観点で見ていますが、節目の30000ドル割れは確実でしょうね。
では、「どこで止まりそうか?」ということが仮想通貨を取引きしている人の関心事になっているようです。
昔の人は、暴落した相場の買値目途として、「半値八掛け二割引」と言ってましたね。
「半値八掛け二割引」とは、その相場でつけた高値の金額を半分にし、その値を0.8倍し、さらに、その値の20%を引いた値が、買値目途だという意味です。
これは、半値(0.5)×八掛け(0.8)×二割引き(0.8)=0.32ですから、最高値の68%引きが買値目途ということですね。
なぁーんだ。最高値で買っても、損益率は、たったの68%減か。
私なんて、リーマンショックで、タカラレーベンが買値から91%も下落したのですよ。
しかし、ナンピンで粘ったので、4年かかったけど、約272万円の投資で約82万円も儲かりました。
株なんて、含み損なんぼなもんじゃ!ナンピンで粘れば、何とかなるぞ!
と思える人しか、儲かりません。はい、これは事実です。
儲からない原因の一つは、色々買いすぎて資金余力が無くなることですよ。それだと、せっかくのチャンスにナンピンできなくなりますよ。
買う銘柄は絞った方がいいですよ。ホント、ポジポジ病には気をつけてくださいね。
さて、ビットコンは、どこで止まるのでしょうね。
最高値が64895ドルなので、もし、半値八掛け二割引だと20766ドルといことですね。
私の感覚だと、もう少し下の19300ドルですけど、さもありなん、という感じですね。
ビットコイン
TradingView提供のチャート
下値目途をつける方法としては、フィボナッチ比率という目安があります。
相場が下落した際の止まる目処として、起点から高値までの上げ幅の、23.6%押し、38.2%押し、50%押し、61.8%押し、76.4%押し、という目安が使われます。
ビットコンの起点を、仮に10000ドルとすると、61.8%押しの場合は、値下がり幅が(64895-10000)×61.8%≒33925ドル
よって、64895-33925=30970ドルが高値から、61.8%押しです。
また、76.4%押しの場合は、値下がり幅が(64895-10000)×76.4%≒41939ドル
よって、64895-41939=22959ドルが高値から、76.4%押しです。
感覚的に30000ドルが節目に見えるので、フィボナッチ比率の61.8%押しも、さもありなん、という感じですね。
結局、「半値八掛け二割引」も「フィボナッチ比率61.8%押し」も、下落相場の下げ止まりの、おおよその目安としては、使えそうだ、ということですね。
しかし、正確に目処をつけるなら、心理的節目を見つけることですよ。
昨日のメールマガジン【テクニカル分析のポイントについて】では、心理的節目を見つける「テクニカル分析のポイント」を解説しています。
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実は、先週末、オンラインゲームで有名なネクソン(3659)が、年初来安値を更新したのですが、チャートを見るとビットコインのチャートと同期を取っているような感じなのですよ。
4/28に、ネクソン(3695)が1億ドル相当のビットコインを購入したと発表したのですが、最近のビットコインの暴落で、「含み損が40億円ぐらいありそうだ!」と、一斉に売られています。
ネクソン(3695)は、最近まで下がり歩調だったのですが、さらに、ビットコインの暴落で下落して、3000円以上で買っている人が、泡を食っているようですよ。
もっとも、こういう時は、チャンスなのですよ。影響が軽微であることが確認できれば、高値から下げた分の半値は戻すと思いますよ。
確かに、直ぐには、戻らないかもしれませんが、高値から1000円以上下落したので、半値戻しの500円は取れると見るのがセオリーですね。
ネクソン
TradingView提供のチャート
また,セオリーでは、「窓開けして下落したら窓埋めして上昇」と言われてますから、窓開け前の3200円までは戻す可能性はありますよ。
先ほども申し上げたように、昨日のメールマガジン【テクニカル分析のポイントについて】では、「テクニカル分析のポイント」を解説しています。
今までのメールマガジンでは、断片的にテクニカル分析の手法を書いていたのですが、今回のメールマガジンでは、良く使う手法のポイントを、わかりやすくまとめてみました。
どのような観点でチャートを見るか、考え方を時系列に並べています。これを見れば、私の頭脳の中がわかると思います。他に、「お勧め銘柄」も紹介しています。
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