今日は「日経平均3日続落〜どのくらい下がるの?」というお題で書きたいと思います。
日経平均3日続落ですね。今日なんて774円安ですよ。あーあ。
先日の記事「半値戻しは全値戻しと言うけれど...」で書きましたが、実は、ここ最近の株価の上昇については懐疑的に見ていて、変な気持ち悪さを感じていました。
相場というものは、色々な見方があって成り立つものですから「今の相場が本来のあり方だ」とか「既に、景気回復を織り込み始めている」と考える人がいるのは否定しません。
しかし、私には、とても居心地の悪さを感じます。
先日の記事では「そろそろヤバイかと思いますので、もし、全値戻しの2万4115円を達成したら、そろそろ頂点では?と考えています」なんて書いたのですが、この記事を書いた日の6/10に終値2万3124円をつけてからは軟調な展開が続いています。
実態経済と株価が乖離している状況では、いつ梯子を外されるかわかりませんし、この状況が、いつまで続くと思うのは、現状認識が甘いと思っています。
さて、終値で2万3000円を超えた日に書いた記事にコメントをいただいた方から「半値戻しは全値戻しの意味は、半値戻したら、戻した分下がって、元に戻る意味もあるぞ!」と教えていただきました。
このことわざの意味は、深いと思いましたよ。半値戻したら、半値戻るだけの力があるから、全値戻しが期待できる、という意味だけでなく、半値戻したら、やれやれで、戻ったところで売りが出て、また元の木阿弥だ、という意味もあるんですよ。
つまり、株価というのは上に行く前提で考えるのではなく、常に下にも行くことを頭に入れてトレードしなくてはならない、ということですよ。
ところで、株式相場というのは、気分が良く盛り上がってきたところほど、下がるリスクが高いんですよ。
今回、日経平均が3日続落して、1500円以上も下げているのですが、気分良く上がっている時は、どこかで売る機会を探していると思って、調子に乗らないことですよ。
しかし、今日は774円安の2万1530円で、半値の2万250円に近づいてきましたね。もし、半値の2万250円になったら、戻り安値の1万6385円もあり得るということですよ。
と色々、相場を予測しても当たらないのですが、
私の見通しは、まず、7月下旬から始まる第一四半期決算で「こりゃ、ヤバそう」と感じ始め、9月に入ると、中間配当の減額、見送り懸念で下げが始まる、と見ています。
さらに、10月下旬からの中間決算発頃が、鬼門に思えるのです。10月に入ると中間期の業績予想の下方修正と中間配当の減額、見送りを発表してくる企業が続出してくると思われ、これを機に怒涛の売り崩しを仕掛けてくる可能性が高いと見ています。
株価がズドーンと下がるのは先だと見ているので、7月上旬までに、一回は2万4000円をトライしに行くと思うのです。そうしないと、市場参加者の気が済まないでしょう。気が済んだところで、だんだんと売り物が出て、上記のような展開を予想しています。
今回の下げも売り時を探していた頃ですから、単なる調整だと思うのです。6月から7月上旬は、下がっても最高値から38.2%押しの2万1162円ぐらいかと見ています。
はい、これは私の相場見通しなので、絶対当たりません。
皆さんは、安心して株を買えますね。
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