今日は「『短期売買』と『長期売買』どっちが儲かるの？」というお題で書きたいと思います。
今日、試しに日経平均ダブルインバース(1357)を寄り付きで買って、速攻で売って、ちょっとだけ儲かりました。
しかし、大引け間際まで持っていたらもっと儲かったのに。株式投資には「たられば」は無いのですけどね。
今日は、どうせ日経平均は寄り付きから下がるだろうと思っていたのですが「もし上がって損しても他の株が上がるから」と、お守りのつもりで買ってみました。
久しぶりに日経平均ダブルインバース(1357)を買ったのですが、すごーく嫌な気持ちになりました。
日経平均ダブルインバース(1357)なんて買うと、根性が曲がりますよ。「日経平均下がれ！」と一瞬でも祈ってしまいますからね。
さて、短期売買って、儲かるのでしょうかね。今日は、試しに日経平均ダブルインバース(1357)の短期売買をしてみたのですが、寄り付きから上がるか？下がるか？だけを考えて日経平均ダブルインバース(1357)を買うなら、結構行けそうかな。
しかし、毎日、寄り付きから日経平均が上がるか？下がるか？とか予想しても、何割それが当たるかは疑問です。私には、まだまだ日経平均については経験値が足らないですからね。やめておきます。
1日に何度も売買しているデイトレーダーという人がいますが、中には、上手く法則を発見して儲けている人がいるのですよ。しかし、こういう人って、一握りでなんですけどね。
しかし、世の中には、デイトレードで何億も儲けていると自称している人がいるのですが、本当に儲けているのか、わからないですからね。
先日、週刊エコノミストの記者の方と話をしていた時「億を儲けていると吹聴している株式やFXのセミナーとかを開いている人の中には、一発大儲けしたのに、資産を溶かしてしまって、仕方なく株式やFXのセミナーを開いて儲けている人が多い」という話が出たんですよ。要するに一発屋が株式やFXのセミナーとかをやっているらしいです。
専業でトレードしていた人が、結局、出入りが激しいトレードをしていて、どこかでしくじって資産を溶かしてしまった、ということみたいです。
実際、今回の新型コロナショックでは、追証が払えない人が多くて、証券会社が回収に難儀しているそうですけどね。このような状況は、以前のサンバイオショックでも見られたのですが。結局、やられる奴は何回やられても懲りないのでしょう。
ところで、株式投資だけで億り人になれる人なんて、ほんのちょっとだけなんですよ。私なんて、年率平均17%程度で回していますけど、株式だけだったら億なんて全然届きません。
しかし、マネー雑誌とかで株式投資で億を稼いだ人が取り上げられていると「私も億り人になれるかも？」と思ってしまうんですよ。
人間には「自分に都合の悪い情報は無視して、自分に都合の良い情報は信じる」という「正常化の偏見」という心理があるんですよ。
交通事故に遭う確率と宝くじに当たる確率を比較すると、当然、交通事故に遭う確率の方が高いのですが「自分は交通事故には遭わない」と思う反面、「宝くじで1等前後勝7億円が当たるかも」と思ってしまうんですよ。だから、人気がある宝くじ売り場には行列ができるのですけどね。
マネー雑誌って、儲かった人のことしか書いていないですよね。たまに、しくじった人のことを書いてあっても「自分は儲かる」「自分は損しない」と思ってしまうんですよ。これは人間に「正常化の偏見」という心理があるから仕方がないんです。本当は損する人の方が圧倒的に多いのに。
結局、1日で何度も売買を繰り返すというデイトレードは、よっぽど確証のある勝利の方程式を持っている人以外は、サイコロの目を当てるのと同じくらい難しいものだ、と思いますよ。
さらに、最近のようなよくわからない相場だと、デイトレードで空売りを含めて上手くやっている人がいるとしても、常識的に考えて、普通の人が短期売買をしたら乱高下相場に翻弄されて儲かりっこないですよ。確証のある勝利の方程式を持っている人以外は、こんな相場で短期売買をすれは損する確率が高いのは当たり前です。
最近は手数料が下がっているとはいえ、頻繁に売買するということは、手数料という「寺銭」を頻繁に支払うのですから、利益と損失が均衡していても手数料分は確実に損するわけです。
また、信用取引を行えば、金利がかかりますし、
空売りは制度信用を利用すれば、逆日歩がかかる可能性がありますからね。
結局、普通の人が株式投資で儲けるなら、以前の記事「株式投資で資産を増やすなら本業で確実に稼ぐべきです」書いたように、本業で確実に稼せいで節約し貯金して、それでも余る余裕資金を株式投資でゆっくり増やすべきだ、と思います。
しかし、新型コロナの影響で雇用環境が厳しくなってきたので、本業で稼ぐのも厳しそうです。会社なんて、平気で給料やボーナスを削ってきますからね。まだ、給料やボーナスを削るだけならいいですけど、働かないおじさんをじゃんじゃん切ってきますから。
今、一番大切なことは、新型コロナウイルスから身を守ることだと思います。株式投資は、経済的にも肉体的にも身の安全が確認できたら再開しても遅くないと思いますよ。
以上
日銀ETF買い1200億円に減額
今日の日銀ETF買いは、日経平均・TOPIX型ETFが1202億円、企業支援のためのETFが12億円でした。
今日は、前場下げていたので、後場に日銀がETFを買ってくると思っていたのですが、後場の怒涛の外国人売りを見て「こりゃ、2000億円買ってダメだ！」と思ってあきらめてしまったのでしょうか。
期末決算で、一応含み損を解消したので安心したのでしょうけど、ここでケチるのは、売り方を勢いづけるだけですよ。これで、売り方は安心して後場も売れることになりました。
ちょっと待てよ。日銀、もしかしたらフェイントくれているのか？外国人投資家が安心して売ってきたところへ、今日の減額分をぶっ込んで怒涛の日銀砲3000億円をぶっ放して、売り方の外国人投資家を蹴散らすつもりかも？
毎回同じ手を使うと売り方に読まれてしまいますからね。フェイントくれて少し売り方をビビらせた方がいいですよ。
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