今日は「自信過剰は身を滅ぼす」というお題で書きたいと思います。

世の中には自信過剰な奴がいますよね。こういう奴に限ってプライドが高いだけで言うことが薄っぺらかったり、人の話を自分の解釈で曲解したり、俺様の意見は絶対正しいと、人の意見を聞かなかったり、まぁ、はっきり言ってお邪魔な人です。

だいたい、こういう奴は要領が良くて、都合のいい時だけ、俺様の意見ではなくて、上の意見を忖度して意見を言うから始末が悪いのです。

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さて、池袋で経産省の偉い人だった老人の運転により、二人の方がお亡くなりになった事故が発生し、遺族の方が重罰を科すよう署名活動をしていました。以前、署名活動をされていた遺族の方のブログをリブログさせて頂きましたが、沢山の署名が集まり、検察庁に提出されたそうです。

しかし、老人の運転による暴走運転というのは、以前から問題視されていましたよね。

加害者は、こういう問題を知っていても、「自分には関係ないだろう」と考えてしまっているからハンドルを握ってしまうのです。こういう心理を「正常化の偏見」と言います。

「正常化の偏見」とは「自分にも、もしかしたら起こるかも?」とは認識しているにも関わらず、「自分は大丈夫」「自分には関係ない」とリスクを過小評価する心理のことを言います。

しかし、人間に「正常化の偏見」が無いと心が過剰に反応して、怖くて外にも出られ無くなってしまいます。人間には、ある程度の限界まではリスクを許容し、正常の範囲として処理するメカニズムが備わっているのです。

この「正常化の偏見」の度合いが人それぞれ違うのも特徴です。リスクに慎重な人、リスクに無頓着な人、それぞれです。特に、投資などのリスク許容度は、その人の性格や歩んできた人生とか環境とかと密接な関係があるとも言われています。

この暴走事故を起こした老人は経済産業省の偉い人だったそうですが、老人の中でもタチが悪いのが、会社で成功して高い地位に就いていた人とかだそうです。この暴走事故を起こした老人も、地位が高かった人だそうですので「自分がミスをするわけは無い」と少し自信過剰だったのかもしれないです。

投資セミナーとかで困ってしまうのがこういう「昔の地位」を未だに引きずっている人達だそうです。「私を誰だと思っているんだ、社会の仕組みは、ひと通り理解している。そんなこと今更教えてもらわなくても大丈夫だ。」とか「この俺様が今更何を学ぶのだ、失敬な。」とか散々だそうです。

こんな人ばかりでは無いと思いますが、会社の地位が高かった人ほど、こんな勘違い野郎が多いそうです。

投資のパフォーマンスと会社の地位はリンクしないのですけどね。先日の記事「相場に抗うのではなく相場の流れに乗りましょう」でも書きましたが、株式投資は、かえってバカの方が儲かるんです。ニヤリ

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ところで、リスクマネジメントの世界では、リスク分析が大切なのです。

まず、何かを行う時に、その行動にどんなリスクがあるのか、そのリスクがどのくらいインパクトがあるのか、また、発生確率はどのくらいなのか、そのリスクを低減、回避、移転するには、どのような対策を打つのかなど、リスク分析を行います。そして、どうしても、リスク低減、移転できない場合は、リスクを保有するか、リスクを回避するか決断をします。

これは、以前の記事「リスクについて学びましょう〜リスク対策は4種類あります」も合わせてご覧ください。

ここで重要なのは「どうしても、リスク回避、低減、移転できない場合は、リスク保有するか否か、決断する」ということです。

つまり、リスクというのは、基本的には、自分が負うことが出来るか否か判断しないと、リスクは負えません。リスクを負えないと判断したら、その行動はやらないのです。そのリスクは負うしかないと判断する場合はリスクを保有するという決断をします。

つまり、一発逆転を狙って、背負いきれないリスクを負うと決断したら、破産とか一生借金を負うとか覚悟を決めるんです。

株式投資でもFXでも不動産投資でも、このリスクを負うということをわかっていない人が多いように思います。投資にリスクがないなんて有り得ないですからね。

そこで、もう一度、リスクマネジメントのリスク分析をおさらいすると、

どんなリスクが存在するのかを認識する。(リスクの認識)
                              下矢印
そのリスクがどのくらいインパクトを与えるか、また、そのリスクの発生確率を評価する。(リスクの定量化)
                              下矢印
そのリスクを回避、低減、移転する方法を検討する。(リスク対策の検討)
                              下矢印
リスク低減、回避、移転できない場合は、リスクを保有するか否か決断する。

投資を行うのに、なんの知識もなく、人の言うことを信じて投資するなんて、無謀過ぎます。自分が投資するものに、どんなリスクがあるのかを、知っておかないとまずいでしょう。

つまり、リスクを認識した上で、最悪のリスクが発生した時のことも考えて投資行動を決めておく必要があるということです。

例えば、不動産投資だと、地震とか火事とか事故物件になるとかのリスクが顕在化した時、インパクトが大きいですよね。だから、保険に入る(リスク移転)とか、複数の異なる種類の物件を異なる地域に持つ(リスク低減、またはリスク分散)とかしてリスクヘッジするんです。

不動産投資って、数千万円から数億円とか凄い金額が必要だから、最悪のリスクが発生した時のことも考えて、そのリスクが発生しても耐えられるように対策を考える、ということです。

同じように、株式投資もFXも、どんなリスクがあるのか考えて、最悪のリスクが発生しても耐えられるか考える、ということです。

簡単に儲かる○○とか、普通の人でも儲かる○○とか、リスクが無いような宣伝をしているブログがありますけど、絶対、騙されないでください。こいつらは、商材を売るために宣伝しているだけなんだから。

しかし、いつも思うんですけど、ブログランキングの上位にある、こういう簡単に○○的なブログは、「いいね!」とか凄く少ないよね。それにフォロワー数とかも少ないし。

「いいね!」とかフォロワー数が凄く少ないのにブログランキングの上位に入っているのは怪しい方法を使ってるからですからね。くれぐれも騙されないようにしてください。

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どんな投資でも、例えば、会社で役員まで登りつめた人が投資でも成功するなんて言えないですよね。

こういう役員まで登りつめる奴なんて、だいたいリスク軽視のイケイケどんどんが、多いんですよ。そうしないと会社で出世できませんからね。まぁ、私から言わせていただければ、危ない橋を渡って何事もなかっただけの、単に運が良かった人ですね。

会社で法務やっていた時は、良くこんな条件で契約するよなぁ、と思いました。まぁ、経営判断でリスクを保有すると判断したのでコンプライアンス上は問題ないのですが、何かあったら、凄い損害賠償請求されるぞ!というようなものが結構ありましたからね。

こいつら自分の任期中は、こんな事ないだろう、とタカをくくっているからね。本当に末端の社員には、超迷惑です。ニヤリ

投資って、世間一般の知識や社会経験や、その人が就いている地位なんて全然関係ないですから。

だいたい、俺だったら簡単に儲けられるだろう、なんて思っている奴ほど、ドツボにハマって、借金を抱えてしまうと思います。社会的な地位が高かった人ほど、失敗は認めたくないのです。

少しの損も許したくないから、どんどんハマっていくんです。それで、信用取引とかに手を出して追証くらって退場です。

ということで、自信過剰は身を滅ぼしますので、特に会社とかで偉い人、偉かった人は注意しましょう。

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