“腸活”は犬にも効果的! ワンコの腸に良い日常生活 | タテドーのブログ

タテドーのブログ

ブログの説明を入力します。

最近よく聞くようになった“腸活”。人間だけでなく、犬にも効果的だということはご存じでしたか? 犬の寿命は平均で14、15歳ぐらいと言われていますが、少しでも長くそばにいて欲しいという気持ちは飼い主なら誰でも思うものです。

そんな要望に応えて林美彩獣医師が考案したのが犬に長生きしてもらうためのご飯。林先生は病気にならない体作りを目指し、東洋医学を取り入れた代替療法を提唱しています。今回は最新刊『獣医師が考案したワンコの長生き腸活ごはん』(世界文化社)から、生活習慣が与える犬への影響についてご紹介します。犬とのより良い生活のために参考にしてみてください。

腸に悪影響を与える生活習慣は、いわば健康の大敵です。愛犬への接し方、または生活習慣を変えることが腸に優しい生活につながっています。

ワンコの口腔内はアルカリ性に傾いており、人間のように虫歯にはほとんどなりません。しかし、歯垢が歯石になるスピードが速く、3~5日ほどで歯石になってしまいます。また、ワンコの歯周病も、近年、問題になっています。歯周病菌による慢性炎症が歯の組織の破壊のみならず、全身疾患を誘発する危険因子になる可能性もあるからです。それらの疾患の多くが腸内細菌に関連するということも判明しています。

犬の運動量は、年齢や犬種、ライフステージ、体型によっても異なり、個体差で調整しなくてはいけません。以下が目安です。●超小型犬の運動量 1日2回(1回20~30分)●小型犬~中型犬の運動量 1日2回(1回30分~1時間)●大型犬の運動量 1日2回(1回1時間以上)

適切な睡眠が大切です。運動量同様に個体差はありますが、ワンコの1日の平均睡眠時間は約12~15時間! 1歳未満の成長期のワンコやシニア犬の場合は、さらに睡眠時間が長くなる傾向にあり、1日18~19時間ほど寝ることもあります。

次にストレスフリーな生活環境を整えてあげましょう。
例えば、家の環境が変わったり、引っ越しをしただけでも、神経質なワンコはストレスになってしまいます。大事なのは家族みんなが穏やかに過ごし、快適な生活環境にしてあげることです。外部の音などにも気をつけましょう。また、適度なコミュニケーションを取ることも重要です。甘やかしすぎもよくありませんが、ワンコはいつもコミュニケーションを取りたがる性格ということを忘れないようにしてください。そして、ワンコにとって適切な運動量の散歩をすることも重要です。自分のしっぽを噛んだり、追い回したり、皮膚炎を起こすほど体を執拗になめ続けたり、激しい脱毛、下痢、血尿、嘔吐などの不調はストレスがたまっているサインです。


添加物の少ない食事やお腹を冷やさないように気をつけましょう。保存料や人工甘味料などの食品添加物は腸内環境を悪化させます。また、熱すぎる食べ物はワンコの火傷のもとになってしまいます。人が食べて「ぬるいな」と感じる程度の温かさを保ちましょう。

 

ワンコの腸内環境に悪影響を与えるかもしれない原因を紹介します。
1つ目は口腔内ケアです。先にも述べましたが、犬は3~5日で歯石ができますので、歯のお手入れは絶対必要です。犬の歯磨きは“ゆっくり”、“優しく”が基本。歯磨きガムでは、歯磨きをすることと同じ効果は得られないので、できるだけ歯磨きをすることを基本にしてください。終わったらご褒美を忘れずにしましょう。
2つ目は生活リズムの乱れです。
運動不足は悪玉菌の増殖につながるといわれています。また、ワンコも、睡眠不足は自律神経が乱れる原因となり、腸にも悪影響を及ぼすといわれています。
3つ目はストレスの過多になっていませんか?
ワンコが下痢や腹痛を引き起こしたりしたら要注意。ストレスを感じているときは交感神経が優位になることが多く、腸の動きが悪くなるといわれています。
4つ目は添加物の食事や冷えた食事です。
食生活の乱れは、腸内環境を悪化させます。ワンコの腸内にも、ビフィズス菌・乳酸菌・酪酸菌など、多くの種類の腸内細菌が生息していますが、それらの細菌の多様性を保つことが、すこやかな腸内環境を保つポイントです。食物繊維が多い食生活に変えてみても良いでしょう。冷えた食事はダイレクトに体を冷やすのでおすすめしません。