突然ですが
うちの親父
顔が広い
自営ってのもあるし
毎晩飲み歩いてたし
毎週ゴルフ行ってたもんで
とにかく顔が広い
お父さんのエンコで
そこそこ大きな会社も紹介されてました。
が
就職ぐらいは
自分で…というなんか変な頑固さをもってて
ひたすら自分で
就活してたんです。
そんなお父さんと
お酒を交えて
こんな事があったんだよ。
とぼやいていたら
親父『まーしゃーない。
そんなご時世だ
ちなみに一番酷かったのはどの会社?』
節子『近場でムカついたのは◯◯会社』
親父『なに?』
節子(あ…キレてる…)
親父『社長って、◯◯か?』
節子『いや…名前はちょっと…覚えてない』
親父『お父さんと同じぐらいの歳やろ?』
節子『お、おん。』
(つかどの社長もみんなあんたぐらいだよ)
さて、その後私職業訓練につきまして
勉強に明け暮れてたので
私の中で若干ほとぼりがさめてたんですが、
なぜがその社長が
うちに来たんです。
しかもご夫婦で。
最初誰かわからず
呼ばれたので
とりあえず参加したら
あー!
あの時のクソ社長か!
とふつふつと思い出しまして。
おもむろに
謝罪されました。
え?
ちょ
いらねー!
謝罪とかまじいらねーし!
嫌な奴ってのはさ、
嫌な奴で終わって欲しいのよ!
だって、
許すとか寛大な心私には無いわけで
むしろ
『この会社の社長まじクソだよ!』
って言いふらして楽しみたいのに
わざわざ
高そうなケーキ持参して
来たわけですよ。
座敷で深々と謝られますよね。
『その節は大変失礼しました。』
『いえいえ…わざわざありがとうございます』
…。
で?
で何?
え?仲直りとかないやん。
だって許してないし。
二度と会わないし。
では、さようなら
ぐらいやん!
からの、
『どうせまだ仕事に困ってるでしょ?
うちで雇ってあげてもいいけど、
来る?
って言われた瞬間
せっちゃんカチン。
散々人の子供バカにしてさ、
私もついでにバカにしてさ、
なんでか知らんけど、
謝られて、
で上から雇ってやろか?
とか
なんなのこいつ!
お前子供の事情で休まれたら困る!
っとかチッセーこといってたやん!
なんなの!二転三転!
なんだか知らねーけど、
こいつマジ嫌い!
とは言えず
最大限に自粛して
張り切って仕返ししました。
『私、お恥ずかしい事に、
子供を1人育てなくてはならない立場になりました。
私1人が休んだぐらいで傾くような不安定な
会社に
勤めるわけにはいきません。
大変光栄ではありますが、
御社より大きな会社に安心して
就職しようと考えてます。
せっかくのお誘いですが、
ご辞退させていただきます。
確かホームページに
社員の幸せこそ
会社の幸せ
社員の家族の幸せを願う会社
とご記載されてましたが
少々語弊があるかと存じます
ハローワークの方にもお伝えしましたので、
ぜひ訂正をお勧め致します。
こちらのケーキも結構ですので、
お持ち帰り頂き
お引き取りください。』
↑
とんでもなく大人気ない。
よって
親父の顔は見れず笑
そのまま下座で正座して、
その社長が帰るのを
ガン見で見守る節子。
親父が何やら話していたけど、
私には届かず
あとでしこたま怒られることを覚悟して
とにかく
誰よりも良い姿勢で
社長の顔だけガン見して
耐える節子。
そして
夫婦は帰宅した。
私は
置いていったケーキを
ぶん投げようかと思ったけど、
あかん!これは食べ物!
駐車場までダッシュして、
『お忘れ物です。』と
渡すと
『どうぞ召し上がりください』
としつこいので
親父がいないのをしっかり確認し
小さな声で
『いらねーんだよ。』
と囁き
お返ししました。
あースッキリ!
まースッキリ!
どうだ!
この器のちっさ加減!
みたかこのやろー!
そして
恐る恐る家に戻り
お父さんに怒られる覚悟を
ひっそり決める
節子あります
続く。