読書メーター3月分まとめ | たてつのゲームプレイ&読書日記

たてつのゲームプレイ&読書日記

ゲームや本について、ゆるゆると書いています。最近は「いけにえと雪のセツナ」のプレイ日記を書いてます。

3月の読書まとめです。

3月はあまり本を読めなかった気がしたのですが、まとめてみると意外に読んでいましたね。

最近は、違う本を間に挟みつつ、ホームズシリーズを読んでいますが、何だか昔と読んだ印象が違いますね。

2013年3月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2803ページ


黒後家蜘蛛の会 3 (創元推理文庫 167-3)黒後家蜘蛛の会 3 (創元推理文庫 167-3)感想
3作目でも、マンネリ化せず、時々いつもと違った趣向の謎が出されたりと、飽きない作品です。 英語だからこそだったり、米国だからこその内容は、ちょっとピンと来ない話もありましたが、まあそれも勉強と思って読んだりしました。 個人的に好きな話は「犯行時刻」と「不毛なる者へ」です。特に「不毛なる者へ」は黒後家蜘蛛の会のメンバーの仲の良さが感じられたのが良かったです。
読了日:3月5日 著者:アイザック・アシモフ
キッド・ピストルズの冒涜―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫)キッド・ピストルズの冒涜―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫)感想
警察より探偵の方が司法としての地位が高いという、パラレル英国を舞台にしたパンク刑事キッド・ピストルズの短編集です。 人間くさくて意外に好青年っぽいけど、しっかりパンク野郎なキッドが良いキャラしています。起こる事件は奇抜なものが多いものの、解決への道筋は至って論理的なところが気に入りました。 他のキッド・ピストルズシリーズも読んでみたいと思いました。
読了日:3月9日 著者:山口 雅也
ここに死体を捨てないでください! (光文社文庫)ここに死体を捨てないでください! (光文社文庫)感想
長編とは思わせないくらいの展開の変わりように、一気に読んでしまいました。相変わらずユニークな鵜飼探偵と助手の戸村くんに加えて、今作の登場人物も面白い人たちばかりで、楽しく読めました(^^)。と、そんな楽しい雰囲気な話なのに、しっかりミステリのトリックもあるところは、さすがです。烏賊川市シリーズをこれからも続けてほしいです。
読了日:3月12日 著者:東川 篤哉
邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)感想
再読です。歴史の勉強にもなる上、これまでの歴史の上での常識と思われていたことを覆す理論は、読んでいて中々痛快で楽しかったです。 議論を交わす、宮田と静香のやり取りは最初はどちらも鼻につくような会話を繰り広げるのですが、短編を何話か読み進めていくうちに、そんな彼らのやり取りもコミカルで面白く感じてくるから不思議です。 個人的に面白いと思ったのは、「悟りを開いたのは」と「聖徳太子はだれか」の2つです。
読了日:3月16日 著者:鯨 統一郎
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)新・世界の七不思議 (創元推理文庫)感想
三谷教授がいなくなってしまったのは、少し残念に思いましたが、新たな登場人物のハートマン教授からの視点は中々面白かったです。 世界の不思議について、今回も宮田さんが新発想を展開していきますが、テーマによってはちょっと強引かなあと思うものもありましたが、総じて素直に面白いと思えました。 個人的なお気に入りは「ストーンヘンジの不思議」と「ナスカの地上絵の不思議」です。
読了日:3月19日 著者:鯨 統一郎
悲痛伝 (講談社ノベルス)悲痛伝 (講談社ノベルス)感想
前作の「悲鳴伝」を読んでいないと多分意味は分からないだろうな、という内容でした。 面白かったのですが、本作は前作に比べるとちょっと間延びしている気がしました。結構な厚さなのに、読み終わってみるとそんなに残っていない感じがしたのですよね。 次で四国の謎が解けることを期待して、次回作も読んでみようと思います。
読了日:3月22日 著者:西尾 維新
緋色の研究 【新版】 (創元推理文庫)緋色の研究 【新版】 (創元推理文庫)感想
再読です。と言っても読んだのはもう十何年も前なのですが、久しぶりに読んでみても大変面白く感じました。意外に感じたのは、ホームズって最初はこんなに人当たりが良い人だったんだなあということです。 巻末の解説でも言っていましたが、前半の捕物部分に比べて、後半の過去物語は突然何が始まったのか、と読者を思ってしまいますよね。でもこういう犯人の背景の物語を長く書かれているのを見ると、島田荘司先生を思い出します。
読了日:3月24日 著者:コナン・ドイル
新・日本の七不思議 (創元推理文庫)新・日本の七不思議 (創元推理文庫)感想
登場人物の人間関係などは、これまでの2作(邪馬台国はどこですかと、新世界の七不思議)の続きというものですが、七不思議自体はこの本単独でも何とか分かる内容にはなっています。 この作品はこれで中々面白いのですが、正直一作目のような、バーでああでもないこうでもないと議論を交わしていく方が面白かったと思いました。
読了日:3月27日 著者:鯨 統一郎

読書メーター