0能者ミナト第3巻 読了 | たてつのゲームプレイ&読書日記

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ゲームや本について、ゆるゆると書いています。最近は「いけにえと雪のセツナ」のプレイ日記を書いてます。

 0能者ミナトの第3巻を読み終わりましたv

 今回は短編(中編?)が2本です。

 1話目が、死刑囚だけどどんな方法を使っても死なせることができない怪異というもの。
 今回は少年、女子高生には刺激が強いということで、ちょっとサポートの沙耶ちゃんとユウキくんの出番は少なめです。
 その代わりと言っては何ですが、昔湊さんとチームを組んで怪異にあたってた総本山のお坊さんである孝元さんが結構出てきました。
 
 2話目に結構出てきます御蔭神道の巫女さんである理彩子さんも合わせて、昔は3人で怪異に立ち向かっていた模様。でも、どうやら何か事件があってバラバラになってしまった・・・というある意味お約束的な関係の3人ですが、やっぱり過去は気になりますよね。

 昔、チームを組んでいた3人がバラバラになり、今はそのバラバラになった2人の組織の後輩たちがまた、湊を中心に集まって怪異に挑むという構図が面白いですよね。

 さらに、
  
 <現代>純真無垢な御蔭神道の女子高生巫女である沙耶ちゃん ⇒ <昔>天然癒し系総本山のお坊さん孝元さん
 
 <現代>ちょっと生意気な総本山の天才少年ユウキくん ⇒ <昔>強気でナイスバディな御蔭神道の巫女理彩子さん
 
とちょうどクロスするように昔と今のメンバーが対比しているのも良いですね(^^)。

 お話はと言いますと、1話目は謎が解明されたときが何となく2巻のときに通じるものがあります。あくまでも私の主観ですが。怪異はそんなつもりじゃないのに、結果としてそうなってしまったというところが、ちょっと通じるかなと。
 
 きっと、このシリーズ通して怪異は決して悪さしようとしているばかりではないということを言いたいというところもあるのかもしれませんね。
 
 さて、2話目は、夢魔のお話です。
 純情な沙耶ちゃんが夢魔にとりつかれてしまい、どう対抗するか!というお話ですが、夢魔だけにアダルティな場面が多かったですね(^^;)。個人的には最後に退治(?)するところがちょっとあっけなかったかな?と思いました。
 
 この3巻目は、上にも書きましたが、どちらかというと昔の湊さんの仲間である孝元さんと理彩子さんとの関係をにおわす感じが出てきて、もしシリーズが続けば過去編か、いずれそのバラバラになってしまった原因の事件もきっと書いてくれるのでしょうね。

 最初はあくの強い湊さんにちょっと抵抗がありましたが、私が慣れてきたのか(^^;)、周りのメンバーがいきいきしてきたのか、段々面白くなってきました。

 もちろん、怪異の謎解きとその解決方法もこのシリーズの魅力ではありますが、人間関係も魅力が増してきた感じがします。続編が楽しみです♪