私的物語としての現実
日常がつらいときわれわれはよく「現実」という言葉でそれを表現します。でも「現実」ってなんでしょう。じつのところ「現実」がなんであるのか、それをきちんと認識しているひとは少ないのではないかと思うのです。
われわれが語る「現実」は主観的なきわめて個人的・体験的「寓話」にすぎないのです。ゲーテがファウストにいわせたとおりの意味において「万物はメタファーなのだ。」ということです。
「事実とは多様な視点であり、真実とはメタファーの個人的解釈である。」といっても良いのかも知れない。
「現実」=「リアリティー」はわれわれを常に惑わせ悩ませます。
しかし、本当のところは、「現実」とは「私たち自身の反映」にすぎないというのが僕の出した結論です。現実とはわれわれが間断なく創造し構成している物語にすぎず、そうした意味においては「現実」に本当もウソもない。それはきわめて個人的な私的物語である。
唯一確かなことは、「いま、ここに、ある。」という直感的事実のみです。
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今日の午後5時に 意味と価値 をアップします。
6/27(明日)の7時からはいよいよ本気で「愛」を語るからねー!(^^)
おたのしみに。
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