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CSまだん

CS(Customer Satisfaction) 顧客満足について思っていることを徒然に書いてます。




皆さんは「ウィキペディア」というインターネット上にある百科事典をご存じだと思います。

私も何か調べるとき大いに利用しています。
また誰でもが簡単に参加できるメリットがあって、どんどん情報が増えていってます。


一人が一つの事柄について書く。するとそれに関連してコメントを付けてくる人がいる。
またそれについて書く。

この連鎖がずっと続いている。気づいてみるとその量と質とはすごいものになっています。

書いたからって何か報酬がもらえるわけでないのに続いている
このやり方って人の気持ちを繋げていく心地よさがあると思います。


実は、これを小さくしたものを作った人が身近にいます。

最近、私大人数のプロジェクトで仕事をしていたのですが、その施設には食堂がありません。

仕方なく昼食をとりに近くのお店に行かなければなりません。
で、いろんなお店にへ行った人がその店のレポート書いて共有フォルダに置きました。

2,3日してそのフォルダを見にいくと件数が増えている。内容が濃くなっている。

一週間も経つと施設近くのお店の昼食マップになっている。
どの店のどんな料理が安くておいしいのかがよくわかる。
もちろん、ここの店は行かない方がいいというレポートもありました。

これを私も大いに利用させていただきました。


誰か一人の人間がやりだす。
それを見た人が書きやすいので、つい書き足してしまう。
それがずっと続いていく


「続かない仕組み」の原因を調べるには、この「続く仕組み」をじっくり考えてみることもいいかなと思います。


人に何かを教えるということは誰にでもできそうで
なかなかむつかしいものです。

一頃、マニュアル至上主義みたいなときがあって、
なにか事故が起こった場合、マニュアルがなかったから
大惨事になったというようなことを言われたことがありました。

だから一生懸命にマニュアルを整備し、
緊急事態に備える準備をしてきました。

でも、毎日やることが変わるし、想定外のことも多々起こっています。
マニュアルを整備する時間がなく、書き終えるともうその仕事が
終わっているということもあります。

だから、こんな状況においてもしっかりやるためには
どうしたらいいのか?
プロジェクトチーム全員が一定のレベルで
業務を実施するにはどうすればいいのか。

一つの解決策を目の前で見ました。

つい隣の部署で若いリーダーがやっている方法です。

そのリーダーも最初のうちはわかりません。

でも、今までの知識で「こうしてください」と言う。
とにかく、間違っていてもいいから言う。
するとチームの人から「はい」とか「おかしいよ」
とかいう人が必ず出てきます。

そのリーダーが若いから話す易いのでしょうか、
中には「こうしたらどうかな」と言う人も出てくる。
それでみんなが考える。そこでそれで進んでみると上手くいく。
その繰り返しがずっと続く。
また新しいことが出てくると同じようにやってみる。

リーダーって偉い人がなると思っていませんか?

わたくしの経験では、そんな人ばかりだったような気がします。
いつも上から目線で、少しでも気に入らない箇所かあると、
文句の一つもいう。
で、何かやってくれるのかなと思っても
そんなことは自分で考えろという。

組織が死んじゃっている

こんなひとはリーダーの器じゃないですよね。

このリーダーは、みんなと同じ目線で考えることができる
素晴らしい人です。
指示も命令ではなく、「こうしてくれませんか?」という調子。

でも、とにかく前に行こうという情熱だけを持っていて、
それがみんなに伝わっている。

だから、みんながリーダーを逆にサポートしている感じさえ受けます。


生ぬるいという人もいるかもしれませんが、
このようなリーダーがいる組織は
いきいきとしており、成果も上げています。

でも、何よりもそのようなリーダーがいるだけで
仕事がこんなにも楽しくなることを強く感じました。


私、小さい頃から人が仕事をしているところを見るのが
好きでした。


家の近くで大工さんが家を建てているのを見ることが
多かったのですが、

カンナなどで板を削るところや壁を塗るところが
特に好きで時間が経つのを忘れて飽きずに見ていました。


カンナでの刃の出し方で、先をトントンと
金槌で叩いて調整するときの大工さんの顔つき、

壁土を塗るときに鏝の動かし方など、
今思い出してもしびれてしまいます。


そんなことを思い出していると、昔流行った(?)言葉に
「神は細部に宿る」
という言葉を思い出しました。


傍から見て、簡単そうに見えることでもいざ自分がやるとなると
そこまで気にかけてやれるだろうか?

神の領域の技術に入ろうとすると細部までこだわらなければならない


レストランなどで人が椅子に座るとき、
店の人が椅子を引いて座りやすくしてくれるところが
あります。


この椅子を引く距離やタイミングがどの位あればいいのか、
人によりみんな違います。


実際にそれを体験する機会がありました。


テーブルに着くときにすごく楽に椅子に座ることができ、
私は、思わず店員さんを見て
「ありがとう」と言いました。


その人は何もおっしゃわれず、ただ礼をされるだけでした。


食事はもちろん、気持ちのいい時を過ごすことができました。


そのようなことは、一朝一夕にできません。
だから、人がどのように座るかを何回も何回も
見ていたと思います。
人がそれぞれ何気なしに座る所作をずっと
観察していたと思います。

また、それが今も多分続いていると思います。


「神は細部に宿る」


そのような言葉をご存じないかもしれませんが、
その人の所作には神が宿っていると思いました。