結婚式。


「親友」という恥ずかしワードが浮かぶほど長く仲良くして貰ってるマテンロウ、大トニー。その新婦の方も、ここ何年か皆で一緒にご飯を食べたり何だり。


つまり共に良く知る2人の結婚式。


そんな最高の日に、乾杯の挨拶という、最悪な役目を仰せつかっておりました。


何が最悪って。


いや地元の友達の結婚式とかなら良いよ。


地元の友達やその親族や知人の中に入ったら、さすがにこんな僕でも喋りも上手い方、話も面白い方でしょう。


「カンペも無しに若干のユーモア交えながら喋りもスラスラ…な?君達の上司や叔父さんにこんな事ができるかね?」


とかいってお山の大将面をするでしょう。



ですが。



そうでない、出席者は芸人だらけ。


その前での乾杯の挨拶、嫌ですねーこれは。


仲が良いとか悪いとか関係無しに、何も芸を見せる訳ではないけど、でもやっぱり何か見定められてる感じというか。だって知りませんけど、歴代芸人結婚式の中では死ぬほどウケた乾杯の挨拶も、多分あっただろうし。こういうとき特技とかギャグとかフレーズとか本当に羨ましい。じゃ作れば良いのに、そうなんだけど。


…重圧。



で、結果。


ぶん回すとすべった時のすべった感がすごいので、そうならない様に「や?そもそも無理に当てにいってませんが?」みたいなスイングで内野安打、それ以上でも以下でもない、みたいな乾杯の挨拶でした。


ふう。


その後はもう、ただ楽しかった。


結婚パーティ同窓会。




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