牡鹿半島へ! | 落語家・立川志らべのブログ

牡鹿半島へ!

 最近、本当にブログの更新を怠っております。


 これも全てTwitterのせいだ…?




 もう1週間以上前のことですが、石巻に行ってきました。


 石巻と言っても牡鹿半島内。


 1泊2日で、初日は3か所、2日目は1か所というツアーでありました。


 そのうち3か所は仮設住宅内での落語会と、初めての経験をさせてもらいました。


 今回の旅は兄弟弟子のらく里兄さんと。





 泊まったのは大原という場所にある生活センター。ここでも落語会やりました。


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 この建物も津波をかぶった場所なのであります。

 
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 生活センターの前はほとんど流されていて、それまではどんな町だったかなかなか想像がつかない状態。


 泊まるのは寝袋を借りての就寝。


 それがまた、らく里兄さんがよほどのお坊ちゃん育ちとみて寝袋の使い方を知らない! 私が教えて差し上げましたよ。


 ここにはボランティアの方も多くとまっておられて、いろんな話を聞きました。


 自費でトラックや機械を持ち込んで活動をしている人がいて驚く。


 ボランティアの方なしにいられない状態なわけです。




 4か所の落語会を終えて、最後に鮎川という港町を見ていこうということになり、行きました。


 この町はクジラの捕鯨基地にもなっているような場所で、ホエールランドという観光施設もあるような場所。


 いかにも日本の観光地、だったんだろうなあという港町です。


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 それが流されてほとんど何もない。


 お店はこの町にないと言われました。


 ”復興”と一口に言っても単純にそこに家を建てればいいというわけではない。


 津波が来た場所に建物を建てるのは心情的にも厳しい。


 だから、町の人の意見を聞いて、どういう港町にするのか、どういう観光施設を作るのかのプランを立てなくてはならないわけで。


 だから国だけではなく、地方にもリーダーが必要で、これが決まらないと復興とはいかないのでしょう。


 普通の地震だけの被害なら、もう家の1軒も建て始めていてもおかしくないのに、それはなかったですから。




 で、そろそろ石巻の方へと行こうかと車を走らせたらなんとパンク!


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 このお店もない場所でどうしようかと途方に暮れていたのですが、地元の業者の方がスペアタイヤの交換を手伝ってくれて、何とか1時間ほどのロスで解決。


 本当に助かりました。


 


 落語会の方は、らく里兄さんは初めての経験だったので最初はかなり緊張していましたが、私は5月に岩手県内を数か所行っているので慣れたもの?


 本当は我々が行って落語をやるよりも、津波の被害にあった方が東京に来て話をしてくれる方がドキュメントとしてよっぽど真に迫った話になるとは思うんですけどね。


 お客さんとものすごく近い距離でやった落語ですから、また同じ場所に行ってできたらいいなと、そんな風には思いますね。



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