在日朝鮮韓国人のタクシー運転手の男とフィリピンから出稼ぎに来たホステスの恋の行方と、タクシー運転手仲間との日常を描いたお話。


個人的な解釈が強いだろうけど崔洋一監督は話の説明が少なく、だからシーンの羅列に感じてしまい、ドラマとしてのポイント、または全体像がつかみにくい作風なんだなと思った。


合う合わないもあるでしょう。


今回は崔洋一監督って果実的にどうなんだろうっていう風に観てるので、なんかヒネくれてる見方をしてるかもしれない。


「儲かりまっか」


「ボチボチでんな」


そういった台詞が当時コマーシャル的にウケたんだろうなと。


「朝鮮人は嫌いだけどチュウさんは好きだ」


これなどは例えばロシアは嫌いだけどチェーホフは好きだみたいな、すごく日常的な感覚にあふれた台詞だと思う。


「中国人は信用できない」


おぉ〜と思った。(笑)


当時にビデオで見てスクリーンでは初めてだが、とりあえず本作は比較的わかりやすい方だと思う。


新文芸坐にて。