娘や家族の為に893の足を洗った男が再びその世界に帰っていくお話。

話としては本当に単純なんだけど、しかし味わいが深く、なんだか落語と近いものを感じてる。

初めて観たのが高校生の頃、地元にあった上板東映。

もうテレビやビデオでも何回も見てきたけど、多分また観れると思う。

残っていく息の長い作品ってそういうもんだよね。

しかしその昔、テレビで893映画が普通に見れたんだよね。

かなり世の中も清くなったなと。

新文芸坐にて。