『ダイナマイトどんどん』戦後まもなく日本も米にならって民主主義を導入、それは893の世界も例外ではなく、ドスやチャカをバットやボールに替えて、縄張り争いを野球試合で決着つけようとする組抗争のお話。オカミの宮下順子が色っぽくて好き。捕手の菅原文太がスゴんでランナーをホームインさせず三塁に返すシーンも笑える。『唐獅子株式会社』を思い出すコメディで、思いっきり「昭和」していた1本。新文芸坐にて。