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週末、私は移動支援(ガイドヘルパー、知的障害者の外出同行)の仕事をしていますが、利用者の方の財布がパンパンになってることがあります。

 

小銭がいっぱいで膨れ上がっています。

 

どうしてこうなるのかというと

 

レジや改札機で並ぶ時、モタモタしていると後ろの人に悪いので、とりあえず、1000円札を出す習慣が本人についているからだと思います。

 

親御さんが躾けたのかどうかはわかりませんが、これだと迷惑がかかりません。

 

それから、細かいお金がわからない、自信がないから、とりあえず大きなお札を出すと言う人もいます。

 

こうやって、小銭でお財布がパンパンになっていきます。

 

本人にやらせないで、ヘルパーがやってしまうというケースもありますが、せっかくの移動支援の時間、本人がお金を出してお菓子や切符を買う体験を私はさせたいと思っています。

 

ただ、自信喪失になるくらいなら、ヘルパーがやってしまった方がいいという考えもあります。

 

その中間をとって、お財布からお金を出すのはヘルパー、券売機にお金を入れたり、レジの人にお金を渡したりするのが本人というのがベストかなとも思います。

 

■衣服の着脱

 

似たようなケースで子どもの衣服の着脱の練習も同様です。

 

私は支援学校で実習生としてクラスを担当していたことがあるのですが

 

 

衣服を全部着せてやっていると指導教官から「それでは自立につながらない」と叱られてしまいました。

 

そのときは本人に最初から全部やらせるという高いハードルを与えて、全部のボタンを一人で止めさせるのではなく

 

本人の目から見て一番見えやすい下のボタンを一人でやらせ、後のボタン大人がやってあげる。

 

それが出来るようになったら、徐々に他のボタンも自分でやらせると言う方法です。

 

手助けを全部しないという方法です。

 

 

■お片付け

 

片付けがなかなか出来ないこの場合、散らかった玩具を全部本人にやらせるのではなく、途中まで親がやり、最後の仕上げの部分、つまり残り少なくなった玩具をおもちゃ箱に入れると言う方法です。

 

ボタンと逆になりますが、最後の部分を自分がやって部屋がスッキリしたという達成感を本人が得ることができます。

 

これで自分で最後は出来たという喜びです。

 

お金、ボタン、玩具、内容によって、最後の部分を手伝うか、難しい部分を手伝うかの工夫が必要です。

 

これらは障害児に限らず定型発達の子を育てる場合も同様だと思います。

 

 

ボイシー聞いてくださいね

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